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só um beijo(cover)

タイトルは「just a kiss」の意。

歌詞は「三年目の浮気」を思わせなくもない男女ないしAとBの掛け合いで、1番をAが、2番をBが、3番でAとBが同時に歌うという構成。

AとBは互いにラストで「でも、ただのキスじゃなかった、私にとっては」と締め、3番では互いの主張を同時に歌うというニクイ演出となってます(同じコード進行に違うメロディが同時に乗る)。

私がカバーしたやつ ↑ は二番まで、下の動画は三番まで。一番下の方に歌詞の和訳(大意)があります。

作曲者でもあるルイーザ・ソブラルと、実弟のサルヴァドール・ソブラルが歌ってるこれ ↓ がオリジナルなんだろうか。

自宅でスマホで撮った風な動画で、後半のちょうど音の止むタイミングで排水管か何かの音が入ったりして公式とするにはちょっとカジュアルすぎる気もするが、他にPVっぽいものが見当たらず。

弟のサルヴァドールはユーロヴィジョン・ソング・コンテストでポルトガルに初優勝(2017)をもたらすという快挙を成し遂げた人。

こちら ↓ がそのときの模様ですが、挙動不審っぷりがいかんのか、以前は低評価もけっこうついてました。

歌い上げすぎず甘くなりすぎもしない、優しい歌い方がよいです。ニュアンスが独特かつ絶妙というか、表現力のあるボーカルだと思います。なんというか、声の耳当たりがとにかくすごくソフト。こういう男性ボーカルは実はなかなかいないかも。

ちなみに、この優勝曲「amar pelos dois」も姉ルイーザの作曲。

この曲(優勝曲の方)、どこかで聞いたなと思ったら、ユーロヴィジョン・ソング・コンテストを題材にした Netflix オリジナルのコメディ『ユーロビジョン歌合戦~ファイア・サーガ物語~』で挿入歌として使われていたのだった。

この映画、主演はウィル・フェレルとレイチェル・マクアダムス。笑いのテイストはいつものウィル・フェレル映画だけど、音楽がバカバカしいものから感動的なものまでバラエティに富んでいて、しかもどの楽曲も映画のために作られたとは思えないようなクオリティ。楽曲単体でも十分楽しめる仕様になってます。

中でも「ヤオ・ヤオ・ディンドン」は「何をそんなに盛り上がる?」と思いながらもリピートせずにはいられないはず。

ちなみに、サルヴァドール本人も、路上でアップライトピアノでこの曲を弾き語りするミュージシャンとしてカメオ出演してます。

話を戻して、この優勝曲はいくらでも大袈裟にやれてしまう感じの曲ではあるけど、ルイーザ・ソブラルは私好みのオールドファッションな感覚の佳曲が多くて最近よく聴いてます。

play timeが1分台、2分台と短い曲が何曲もあって、それもまた今どき珍しい気もするけど、とにかくかなり好きな作曲家。シンガーとしても好きで、弟のようにある種ドラマチックな歌唱が向くタイプではないかもしれないが、自分が作る楽曲にはすごくマッチする声だと思います。

以下、カバーした曲の歌詞の訳です。翻訳ソフトでポルトガル語→英語→日本語と変換しただけのものになります。


私はすでにあなたに尋ねたし、主張もした
近づかないでほしい。
私に近づかないでください、この方がいいんです。
不確かなものよりも。
それに私は恋人には向いていません。
心を壊すことは私にはできません。
避けて一人でいるのが好きです。
この方がいいのです。
でも、あなたは私の話を聞こうとしませんでした。
あなたはまた主張した
このまま近くにいたいと
哀れなわがまま。
たかがキスだと思っていたけど
でも、ただのキスじゃなかった
私にとっては。


あなたを見た瞬間、私は見るのをやめました
もう何の意味もなかった
もし私が探していたものが、知らないうちに夢に出てきたのなら
あなたと一緒だったら
そして、すぐに、あなたの要求を無視しました
あなたの口が言うことは
あなたの目がそれを否定していたからです。
疑いもなく投資した。
あんなに欲しかったものはない。
キスのために何でもした
でも、ただのキスではなかった
私にとっては

いただいたサポートは子供の療育費に充てさせていただきます。あとチェス盤も欲しいので、余裕ができたらそれも買いたいです。