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創業5周年!今思っていることをつらつらと

 Aun Communication を創業して5年が経ちました。サラリーマン家庭で生まれ育った僕は、何の疑いも持たずに就職活動をして新卒でサントリーに入社。その後、出光、Marshと転職を2度経験、ちょうど5年前にロンドンで起業して今に至ります。

 もともと起業する(しかも海外で)なんて全く考えていなかったので、人生何が起こるか分かりません。5周年という節目のタイミングなので、これまでの5年間と、これからやりたいことを書いてみようと思います。

これまでの5年

 サントリー在籍時から「日本の世界でのプレゼンスを高めたい」という気持ちがあり、その想いを果たすべくイギリス人の妻と共同創業。日本の大企業の駐在員の海外赴任後のトランジッションをサポートする事業を開始しましました。

 2年目に大手のクライアントもつき、また、大企業以外にも(創業時は考えもしていなかった)スタートアップ経営者の英語でのプレゼンやピッチ力向上のお手伝いするようになり順調な滑り出しでした。ここでスタートアップ界隈の人たちと接点を持てたことは、個人としても会社としても非常に大きかったです。新たな価値観に触れることの重要性を再認識できたり、その後のサービスの質の向上に繋がりました。

 3年目、オンラインで営業することに限界を感じます。商談相手は日本本社の人事部になることが多く、コロナでオンライン面談が当たり前になったとはいえ、やはりリアルでのコミュニケーションが重要だと考え、日本出張を増やしました。そんな中、某大手企業の海外現地法人の社長の方々をサポートする機会を得ました。労働集約型のビジネスモデルなので、どうせやるならインパクトの大きなことをやりたいと思っていたこともあり、このサポートを機に、海外現地法人の経営に影響力を与えるであろう日本本社の役員・部課長クラス(現法では社長やDirector等)をコアターゲットに設定しました。また、日本にいながら、グローバルな仕事をしている管理職のサポートも開始しました。僕とイギリス人のパートナーの二人体制で、一人のエグゼクティブの社外相談役になる伴走型サービスです。これが現在のメイン事業になっています。

 4年目、英語力向上のサポートをしていたスタートアップ経営者や海外起業家から海外事業展開の相談を受けるようになります。弊社でバリューを発揮できる案件は支援するようになりました。

 5年目、大企業数社から「外国籍社員の支援」について問い合わせを受け対応、確かな手応えとその必要性を強く感じました。

 このように振り返ってみると、「日本の世界でのプレゼンスを高めたい」という想いは変わらないものの、事業内容は変化し続けています。これからも時流やニーズに合わせて柔軟にやっていこうと思います。

これからのAun Communication

 これまでは主に日本人に対してサービスを提供してきましたが、上記の通り日本企業で働く「外国籍社員の支援」も始めております。イギリス人パートナーが対象者に寄り添い(共感し)、コーチングを通して新たな視点を提供。大企業で育った僕が社内のコミュニケーションや人間関係構築等に関するアドバイスを行います。僕とパートナーの間でも、対象者の抱える課題についてディスカッションを重ねることで、より良いソリューションやアイデアを提供する協働型モデルです。

 日本の大企業で働く外国籍社員が輝けば輝くほど、組織内のダイバーシティが促進され、イノベーションが生まれ易くなります。グローバルな労働市場から優秀な人材を魅きつけることができます。日本人社員にも大きな刺激を与えることになり、切磋琢磨したり、違いを活かすカルチャーが育まれます。結果、日本企業のグローバル競争力を高めることに繋がると思います。

 今や海外売上高比率や外国人従業員比率を見ると、まさにグローバル企業!と言ってもおかしくない日本企業は多々存在します。しかし、取締役や役員などの会社の意思決定者層に外国籍社員が名を連ねることは稀です。課長クラス(マネージャー)を部長クラス(シニア・マネージャー)へ、部長クラスを事業部長・役員クラス(エグゼクティブ)へ、その登用を推進することと、会社内(日本本社内)でマイノリティーである彼らのフォローアップを充実させる必要があるのだと思います。

 これまでの、海外ビジネスに携わる日本人のサポートに加えて、日本の大企業で働く外国籍社員の支援にもより力を入れていきたいと思います。

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(お知らせ)
英語でのプレゼンやピッチの改善、異文化環境でのリーダーシップの発揮、海外現地法人の組織開発やマネジメント向上、海外事業展開などにご興味がある方は、DM(LinkedIn, Twitter)などでご一報くださいませ。

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