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Torus (トーラス) by ABEJA

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Torus(トーラス)は、AIの社会実装を手がける、株式会社ABEJA(https://abejainc.com/ja/)のオウンドメディアです。「テクノロジー化する時代に、あえ… もっと読む
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#人生を変えた出会い

東京の新名所「チームラボ ボーダレス」の仕掛け人・杉山央の表現の軌跡

8月下旬に公表された、米TIME誌の"The World's 100 Greatest Places of 2019"。メキシコやセネガル、アイスランドなど各地の観光地とともに、日本のある美術館が選ばれた。 東京・お台場の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless」。 アートコレクティブ・チームラボと、ディベロッパー・森ビルが手を組み生まれたミュージアムは、開設から1年で日本のインバウンドを象徴す

人脈・経験・英語力ゼロで、まさかの海外進出担当。AIベンチャーの「泥臭い」リアル

私は今、ディープラーニングを手がけるベンチャー企業、ABEJAで海外事業を担当しています。 ABEJAは2017年、初めてシンガポールに海外進出したのですが、それは上司と、入社間もないヒラ社員の私が2人だけで立ち上げたものでした。この2年間で、数えきれないほどの失敗やドタバタを繰り返す一方で、大きな成果を得ることもできました。 人脈、経験、英語力、いずれもゼロの状態から、上司や仲間とどうやって市場を開拓し、事業・組織を成長させていったのか。私だからこそ伝えられる「リアル

義足づくりは人間関係をつくること。 義肢装具士・臼井二美男さんの哲学。

東京2020パラリンピックまであと1年。選手たちとともに大会に臨む臼井二美男さんは義肢装具士になって35年になる。これまで担当したのは1000人以上。義足だけではなく、義足ユーザーを中心とした陸上チーム「スタートラインTOKYO」も作り、毎週練習を続けている。ここからパラリンピアンが何人も巣立った。手掛ける義足から、再生する障がい者の姿を語ってもらった。 ハローワークの訓練校で見つけた義肢装具士の道本当に偶然だったんです。 20代後半まで僕はフリーターでフラフラする生活を

「人間らしく生きたかったなあ」亡き父に渡された1枚の履歴書。

長谷直達です。 ABEJAに入社して3年。6月30日をもって取締役を退任しました。7月末には九州に移住し、今後はフェローとして会社を応援する立場にまわります。 この3年は、本当に刺激的でかけがえのない日々でした。ですが、プライベートでのさまざまな経験を通じて「自分らしくありたい」と考え、自ら退任することにしました。退任を決めるまでの心のあゆみを、ここに綴ることにしす。 仕事の節目の日、父にがん「余命3カ月」滋賀県で育ちました。共働きの両親は忙しく、僕は犬や猫など動物に囲ま