半年で30回ウェビナーをやってみたら色々とカイゼンできた話
こんにちは おかぬまです。
久々のnoteです
私が所属する組織ではコロナ禍の影響により、展示会を含むオフラインイベントからウェブセミナー/イベントにシフトをしています。
ご成約も何件か頂いており、徐々に成果が出始めているなという感覚です。
本日は30回のウェブセミナーを運営していく中で
カイゼンができた施策を中心に記載をしたいと思います。
サブテーマは「明日から使えるカイゼン施策」です
ウェビナーそもそもの企画の仕方や、操作方法は別の方の方が詳細に記載をしているのでそちらをご覧になっていただければと思います。
こんな方におススメ!
■明日から使える施策を知りたい人
■ウェビナーの効果を最大化したい人
■これからウェビナーを取り組みたいなと思っている人
1.集客編
①解除率を恐れず、ガンガンしよう!
⎿集客メールの送付頻度は週4回
メールマーケの悩みの一つにサブスクライブ解除があがります。
「質の高いリスト」であることが前提条件ですが
週1回送っていたものを週2回にするぐらいなら特段影響はでないと考えています。それだけメールは埋もれてしまうものなので。
0.0●%の解除率に躊躇するよりはよりお客様の元へ届けられる用に
配信回数を増やすことも検討に入れてもよいと思います。
カイゼンの結果
1回あたりの申込者数
実施前平均:20名 実施後:60名 おおよそ300%のカイゼン
②1メール1コンテンツを疑ってみよう
メールマーケティングの世界では、1メール1コンテンツが主流(特にBtoB)ですが、ことセミナーコンテンツにおいては複数のセミナー誘致を一つのメールで行う事も有効と考えています
カイゼンの結果
1メールあたりの申込者数 実施前平均:25名 実施後平均:82名
1名あたりのセミナー申込数 実施前:1回 実施後:1.89回
ナーチャリングという観点からみると1人が複数のセミナーに参加することはプラスになるととらえています。ここら辺はWP(ホワイトペーパー)を色々な種類DLさせるとリード化率が上がるのと同じ理論です。
③セミナー集客期間は1か月以内にしよう
皆様セミナーの集客期間ってどれくらいで設定しておりますか?
おそらくですが、各プロダクトのペルソナに沿った集客期間を設定されていると思います。今までの実績ベースで話すと、セミナーの申込が会期の1か月以上前だと、参加率が異常に下がることが分かっています。
1か月以上前 参加率:52% 1か月以内 参加率:82%
後ほど参加率の所で記載しますが、リマインドメールを用いる事である程度上げる事はできますが、1か月以上前に関しては効果がほぼないです。
なので集客期間は最大で1か月と設定しておくと、参加率をある程度コントロールできるようになります。
集客番外編①
申込完了ページに資料請求フォームを設置しよう
番外編なのに一番カイゼンインパクトが大きかったのです。いわゆる「資料請求フォーム」をセミナー申込完了ページに設置すると相当数CVを獲得することができます。イメージは下記
セミナー申込者のおおよそ8%がCVしてくれるので、セミナーのお申込みを多く獲得されている企業の方はその分CVへ与えるインパクトはとても大きいと思うのでおすすめです。
集客番外編②
サンクスメールも工夫ができるポイント
セミナー申込時のサンクスメールの多くは「申込受付ました」という簡単なメールが多いですがここも少しカイゼンを入れるだけで大幅な効果が見込めます。
以下イメージ図です↓
もともとセミナーのお申し込み完了メールというのは自社の数値ですが
開封率50%を超える非常によいメールです。
それを利活用することでさらにCVや事前フォローの可能性が広がります。
カイゼンの効果
実施前→開封率:50% CTR:なし CVR:なし
実施後→開封率:50% CTR:15% CVR:5%
セミナーにお申込みされた方の5%が事前に資料請求を行ってくれます。
クオリフィケーション上もとても、助けになります。
2,参加率編
①配信ツールのリマインド機能を信じるな
なかなかスパイシーなタイトルですが配信ツールのリマインド機能はわりと不親切な記載の仕方が多いです。
それ通りに操作してもうまくいかないケースが多い。。。
そうなるとせっかくお申込みをしてくれた方のやる気を大幅に削ぐので、自社で設定したリマインドメールを送付してあげる方が参加率が上がります。
特にウェブセミナーでは視聴方法をしっかりと案内しないと
当日開始時刻になって「見れない」「接続できない」等の問い合わせを頂くケースが出てくるので事前案内の徹底は、参加率、及び、問い合わせへの稼働を減らすことなります。
②リマインドメールの回数は4回
⎿これも前回のnoteで加えていますが リマインドメールは1回ではなく複数回送るのが◎ 以下前回の流用です。
Before
リマインドメール1回~2回
After
リマインドメール4回:1週間前、2日前、前日、当日の開始1時間前
結果:参加率が15ポイント以上カイゼン
3,アンケート回答率編
①リアルタイムアンケートを使い倒そう
前回のnoteでの触れましたが、ウェブセミナーおいて最も重要なポイントは「双方向性」です。これを向上させることですべての率が向上します。
究極ですが、セミナー後のアンケートページは不要と考えています。
その場で製品要望、満足度を取るほうが回答率、リード化率すべての数値が上がりますし、参加者も操作が省けるのでいい事しかないです。
カイゼンの結果
アンケート回答率:59% → 77% までカイゼン
②チャットを打ってもらおう
前項同様、双方向性、参加者意識を持ってもらう事が重要なので、チャットを打つハードルを上げてもらうことも工夫として行いたいところ
ex,本日はどこから視聴してますか?音声聞こえていますか?
投げかけをしてあげるとチャットに流れが生まれます。
カイゼンの結果
1人当たりのチャット数:0.3件 → 2.8件 までカイゼン
4.満足度編
①セミナー内で頂いた質問は全公開にしよう!
弊社の参加後アンケートだと、「他社の質問が参考になった」「みんな同じ悩みを抱えているとわかって安心した」等の声を多くいただいています。
1to1も意識することはもちろん大事なのですが、全体に公開することで同じ悩みを同時に解決できるメリットの方が大きいと考えています。
②セミナー内で協力してほしい事はちゃんと記載をしよう!
満足度を上げるポイントとして「参加者意識」を高く持たせることがあげられます。そのために、本日のセミナーではこんなことに協力してもらうよ!ということを事前に周知しておきましょう、以下参考イメージ
③逃げ道を作っておこう
質問への回答をリアルタイムで行うと、どうしても「答えられる質問」と「答えられない質問」が出てきます質問に答えられなかった人は満足度が下がるので事前に逃げ道を作っておくと満足度の低下を避けれれます。
ex,本日頂いた質問についてはnoteで回答をします。後日URLを送付しますのでご確認下さい。
カイゼンの結果
満足度TOP2:70% → 83% までカイゼン
5.フォロー編
①セミナー内で頂いた質問と個人を紐づけよう
フォローコール時のアイスブレイクのしやすさが劇的に変わります。(経験談)特に質問に答えられなかったケースは架電時に「この間のセミナーでは質問にお答えできず失礼いたしました…その件で回答をさせて頂ければと思います」というトークの方が明らかにお客様が聞く体制になってくれます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
以上がウェブセミナーをたくさん実施をしたなかで気づいた改善ポイントです。
ウェビナーはまだどの企業も手探りの場合は多く改善すべきポイントはまだまだあるかなと思います。(もちろん我々も)
色々と偉そうなことを言いましたが一番大事なのは「コンテンツ」
この点に尽きます。いくら改善しても根幹が良くないと意味がないという事は自戒も含め読んで頂いた皆様にお伝えしたいと思います。
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