11日目 ジャントレ#003 ア・カペラ編
ジャンル・トレーニング、縮めてジャントレとは、Wikipediaの記事「音楽のジャンル一覧」のジャンルを全て制作する個人企画です。
目的は作曲の引き出しを増やすこと!あとやってて楽しいから!
前回は「アイリッシュ・ミュージック」をやって、今回は「ア・カペラ」です。楽器による伴奏を伴わない声だけの音楽ですね。
今作は至ってシンプル。メロディとリズムとベースとコードとオブリガートの編成です。
ボーカルは花隈千冬さん、重音テトさん、Maiさん、Jinさんの4名です。4名では役割が足りないので1人2役をやってもらっています。
さて…こんな感じになりました!
本作で特徴的なのはボイパですね。他の要素は僕の場合普通のポップスをただ声に置き換えただけですが、ボイパは少し解説の余地があります。そんな長文にならないので良ければご覧下さい。ちなみにボイパとベースはJinさん担当です。
ボイパの「キック」
キックは「ボッ」の発音です。発音表記は「bocl」ですね。SynthesizerVで無声音にして、32分音符でC3に配置しました。このままでは音量が小さすぎるので、オーディオ化した後DAWでノーマライズ→音量調整。まだまだ「ボッ」の迫力が足りないのでNeutron4のトランジェントシェイパーを使用しました。低音部にでかめにかけるといい感じに「ボッ」の音になります。
ボイパの「スネア」
スネアは「プスッ」と発音させるのが良いと解説サイトに書かれてましたが、僕失敗しまして。今データを見返したら「プッ」と発音されてました。キックと同じ32分音符にしたせいで「スッ」がカットされちゃったんですね。スネアの響き的に大事な箇所なのに、残念です。
これもキックと同じ要領で無声音→オーディオ化→ノーマライズ→音量調整→トランジェント調整で作っています。言葉にすると簡単に見えるでしょう? 実際やってみたら割と簡単です。
ボイパの「ハイハット」
ハイハットは「ツッ」ですね。SynthVにて「ts」と入力するとちょうどいい発音をしてくれます。以下略です。何事もレシピを見て作ればサラリと作れるものなのです。
あとはこれら3つを順番に並べる感じですね。1拍目キック、裏拍にハイハット、2拍目にスネア、裏拍にハイハット、この繰り返し。キックの位置をずらしたりとかはドラムのビート作りと同じ要領でやればいいと思います。
ついでに「ベース」
ベースも解説しちゃいましょう。ベースはキックよりも音域が下です。発音は割と何でもいいと思いますが、ベーシックな発音は「ドゥー」だと思います。これをキックより一つ下の音域に置いて後は好き勝手にベース音を鳴らして下さい。そして以下略です。トランジェントシェイパーではトランジェントだけでなくサステインもかけるといい感じになると思います。
何でもNeutron4ありきで語っちゃいましたが、持っていなければ普通のトランジェントプラグインでどうにか出来ると思います。コンプとかでも出来るかも知れないですが、僕はコンプ音痴なんで手っ取り早いの使いました。
コードとオブリガート
コードは上の音、中の音、下の音をそれぞれMaiさん、千冬さん、テトさんが担当。オブリガートはMaiさんにお任せしました。ごく普通に作ったつもりなので説明は省略です。
総評
とてもスタンダードな作り方をしたので、ほぼリファレンス扱いしたハモネプの曲に比べれば全然地味です。曲のシンプルさから脱却したくてジャントレの企画を始めたので、次作る時はもう少し派手に作ってみたいものですね。ボーカルもお迎えして増やしたいところです。
Next…
さて次は「アシッドジャズ」です。この時点でアシッドが何なのかさっぱり分かりません。ちょっと次の公開は時間かかるかも知れませんね💦
ただ分からないからこそ挑戦のし甲斐もあります。とるねどのアシッドジャズに乞うご期待!
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