東京都の発表した陽性率から検査数と真陽性者数を逆算してみた件
こちら計算してみました。※ソースは東京都が5月8日に発表した陽性率のPDFより
5月8日
陽性率=7.6%
5月1日~7日の移動平均陽性者数=48名
実検査数=陽性者数÷陽性率=36名÷0.076=513名
偽陽性者数=移動平均陽性者数×特異度0.99=0名
偽陰性者数=移動平均陽性者数×(1-感度)=21名
真陽性者数=偽陰性者数+陽性者数-偽陽性者数=69名
真の陽性率=真陽性者数÷実検査数=63÷513=10.9%
となりました
※PCR検査の感度を0.7(いろいろな意見の最高値) 特異度を0.99と仮定
もし仮にPCRの感度を0.5とすると
偽陰性者数=48名×0.5=24名
真陽性者数=24名+48名=72名
真の陽性率=72÷513=14%
PCRの感度が0.7だった時と比べると3%乖離があることがわかりました
(計算間違いはあるかもしれないので、適時気づいたら修正します。)
一見すると3%
少ないような感じがしますが、コロナでは1%の違いって、緊急事態宣言の解除の判断の軸として大きく変わると思われます
吉村知事が「陽性率7%下回る地域は感染が広がらないから、7%を目安に解除にする」とおっしゃってましたが、上記のように感度によって大きく差がでます。
陽性率を緊急事態宣言の解除判断とするならば、何より大事なのは、PCRの感度を高めることで、実態をよりはっきりととらえることだといえると思います。
そうでないと、実態は感染者がたくさんいるのに、数字上で低く見積もられて、解除したはいいけど、第二派が想定よりはるかに大きな波になってしまうリスクが高まるからです。
時間があるときに引き続き真の陽性者数の計算は行っていきたいと思います
※PCR検査の感度は0.7(0.3~0.7がおおよそ挙げられている感度となりましたので、一番いい感度を取っています)、特異度は0.99(これはだいたい一致していました)と仮定しています
※四捨五入しています
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