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新潟インバウンドカレッジ開校

こんにちは、DeepJapanの木立(きだち)です。
新潟県観光協会さんと新潟の広告代理店エイエイピーさんと一緒に、新潟インバウンドカレッジという全八回のワークショップを開くことになりました。
https://niigata-kankou.or.jp/ngt/inboundcollege/?fbclid=IwAR0uuFM3ydmY6oogtS86nnbYCu-Cemr7H7sTTz69RbMuIhplWO2PFdp3v1k
コロナがまた広まってきていますが、中長期的視野に立てばインバウンドは外せない分野です。

1.何故インバウンド?


観光に関わる方なら同じ1万円をもらえるなら日本人の方が楽だし、やりやすいと言う声もあるでしょう
しかし日本人の間だけでお金を回していても国の富は増えません。
この仕事をやり出してから国内だけなく、国外にも目を向けるようになったのですが、やはり海外は伸びてます。経済をどう伸ばすか?ってことにガチで考えていて、気が付けば日本だけ横ばい状態。
少子高齢化だからという理屈もありますが、私も大好きな成田悠輔先生曰く同じように少子高齢な韓国やドイツの経済が伸びているということを考えると日本もまだまだやれることがあります。

それがインバウンドなんです。

みなさん知ってますか?アップルで音楽をDLしたり、アプリを使っていたらその分、アメリカにお金が流れていることを。日本も頑張って車を輸出したりしていますが、国内の富は取って、取られてしています。

そんなことばかり言っていると右寄りとか陰で言われたりすることもありますが、この観点に立たないとインバウンドは言語や慣習やマーケティングも違うのでやっていて辛いです。

ただ成長産業であることは間違いないです。

そしてもう一つ良いことは海外旅行に来てくれる外国人の方達は、フレンドリーで色んなことに喜んでくれます。感情表現が豊かなので一緒にいて楽しいです。

人づてに聞いた話では某外国人人気エリアもこのコロナで日本人を受け入れることに久しぶりにしたら、ありがとうは言ってくれないし、陰でクレーム入れるし従業員がメンタルになっちゃったそうです。某プロジェクトで各国の人が日本の観光地の口コミに何点つけているかの点数を見ると中国人が一番点数が高くて、日本人が低かったというデータもありました。

中国人はサービスを期待していないので、色々やると点数が高く
日本人はサービス以外のところで減点していくので点数が低い

とかとか、言葉のハードルは高いけど、私はやりようによっては外国人の方が活路があると信じてます。

2.素敵すぎる講師陣

今回のインバウンドカレッジの人選にも関わらせてもらったのですが、このインバウンドカレッジは日本国内でもトップクラスの人達を集めています。
これを1万円で8回受けれるのはかなりお得です!

https://www.youtube.com/watch?v=_SDhESQJTng

手前味噌ですが、まず第一回目は私が担当します。
2019年まで何故インバウンド客が増えていた謎を解き明かす。専門家の目から見ると、実はよくわかっていないのがインバウンドマーケティングや外国人の受け入れ対応というのが私の感覚です。
個別に断片的に「こうすればいい」というのは出来上がりつつあったのですが、体系的にはなっていしないし、コロナでリセットされてしまいました。
2013年からインバウンドに取り組んでいるDeepJapanのノウハウを新潟の皆さんにお伝えします。

2人目は観光庁長官賞も受賞する新潟の雪国観光圏を引っ張るRYUGONの井口さんです。
なんとRYUGONの取り組みの背景やサービスの工夫を実際にRYUGONの施設の中を見ながら学べるという企画になっています。雪国観光圏の中枢に入り込んで、海外の人達の気持ちを掴むために大切なことを一緒に学ぶことができます。


3人目は海外向け商品造成のスペシャリストのアレクサンダーさん
コンテンツ作りのプロとして商品を作るだけでなく元OTAで勤務していた傍ら「どうやって商品を作って」「どうやって販売するか」といったことがわかる存在です。日本語も堪能で海外向けの商品造成で相談に乗ってもらえる頼りになる存在です。

4人目はランドオペレーターの井手さんです。
ヨーロッパやアジアの旅行会社からの仕事を受けて、日本国内の宿泊や交通、体験の手配のスペシャリストです。海外の旅行会社との付き合い方や国内ランドオペレーターとの付き合い方を学ぶことが4回目の目的です。
今、日本に旅行をしたいと考えている海外の旅行者は多数います。でもどうやって行先を見つけるかというとFITとはいえ、全てOTAで自分で手配をするのではなく、自分の旅行スタイルをわかっているトラベルエージェントに頼むケースもかなりあります。この海外のエージェントの先にいる人たちが日本国内ランドオペレーターです。

5人目は、訪日台湾向けメディアの編集長蔡さん
毎月200万人のユニークユーザーを集めているトップメディアのデータに基づいた繁体字圏の旅行者の実像を語ってくれます。お話が聞けるのは楽しみです。

6人目は京都で口コミNo.1を取得した旅館楽遊の運営やインバウンドメディアを運営する鈴木さんです。
宿泊業経験のない人たちが口コミNo.1になるまでのプロセスを惜しみなく開示してくれます。デジタル時代のコミュニケーションというとなんか途方もない話に聞こえますが、客商売の基本であるお客様と向き合うということを令和時代のやり方で実践をされている方です。

7人目は日本国内の海外富裕層業界のオーソリティのクリルプリヴェの高野さんです。ヴァーチュオソという世界的に権威のあるラグジュアリトラベルネットワークで日本初のメンバーエージェンシーに選ばれています。
新潟はホンモノの自然、伝統、食文化が息づく土地です。その価値を抽出して説明して届ける技術を学べます。

8人目はセントラルフロリダ大学の原先生です。観光は消費者の目線で捉えると「楽しい旅」といった感じがしますが、提供者側の目線で捉えると「観光は地域の経済開発と住民の幸福のため」にあります。地域一丸となって観光に取り組む意義や、世界レベルの地域の運営の仕方について学びます。

3.50年、100年先まで続くことをしよう


観光のフロントランナーの方と話していると、人口減少が続く社会では「地域」や「地名」がホントに消失する可能性があるという話題になります。

1年、2年でそんなことは起きないですが10年、20年で見た時にどうなるかは誰にもわかりません。

今、本当に変化の真っただ中にあります。海外からの旅行者に活路を見出すということがインバウンドに取り組む意義です。

もちろん最初に海に飛び込むペンギンと、後から追いかけて飛び込むペンギンでは最初に飛び込むペンギンは天敵に食べられるリスクがあります。
だけどファーストペンギンは誰よりも真っ先に魚群にたどり着けるし、仲間からは尊敬の念で見られます。

ということでリスクに飛び込め!っていうと酷い企画だなぁと思うかもしれませんが、「リスク」の語源は諸説ありますがマネジメントの父ドラッカーさん曰くアラビア語で「今日の糧を稼ぐ」って意味だそうです。

http://drucker-ws.org/D_management/DM_19_02.pdf

リスクというとマイナスが生じる不確実性をイメージすることが日本だと大半だと思いますが、プラスが生じる不確実性も有しています。

少なくとも日本が人口が伸びていた時のことを延長線上でやってもそろそろ限界が見えてきていますので、一緒に新しいことに取り組んでいく仲間を新潟インバウンドカレッジでは募集をしています。


みなさま、ふるってご参加ください。

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