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私が感じる協働ロボットとは、、、

 おはようございます。毎度久々の投稿となります。
今回は協働ロボットの出現によって、ロボットを導入する際の壁が低くなってきた、という点について書いてみたいと思います。ロボットの導入がしやすくなることで、従来人が作業してきた単純な作業や人によってバラつきがある属人的な作業、例えば目視検査等が自動化しやすくなります

 また、ロボットの導入事例を見ていると、単に省人化等の人手不足を解消するために導入するのではなく、新しい人材育成を計画した投資も増えてきております。オムロン(株)のロボティクスサイト、事例の中を覗くと、導入企業の経営課題やロボットの立ち上げで苦労した点、導入効果等が掲載されておりとても分かりやすかったです。

 マーケティング会社のレポートをみても、これから協働ロボットの市場は拡大していくことが予想されております。しかしながら、これまでロボットを導入したことがない企業にとっては課題も多いのではないでしょうか?
①自動化する対象作業(工程)の見極めができない
②外注(ロボットSI)の選択がわからない、技術レベルや価格帯がわからない
③自動化が技術的に可能なものかわからない
④多品種少量生産なので本当に自動化できるだろうか
⑤スペース確保が難しい
⑥投資回収(ROI)が見合わない
⑦社内の人材育成に余裕がない
ざっとですが、日頃耳にすることはこのような点です。正直申しますと、どの会社の誰に引き合いを出すかによって、大きく変わると思います。可能な限り、相談先を精査して進めることをお勧めします。
(DM、メールのみでしたら私が無償でアドバイスいたします。)

 そして自動化に向けていざ進行!となった場合、まずは協働ロボットでそれが実現できないか?という視点をお勧めします。なぜなら汎用性と安全性に加えて、直感的にプログラムが簡単に組めるためです。
 協働ロボットは労働安全衛生法の改正によって、ある条件が満たされた場合に限り人と共存して作業することが許されたロボットです。従来はロボットの周囲に安全柵等を設けて人がそのエリアに入る際はロボットは一時停止/停止するよう管理されておりました。
 ただし、注意しないといけないのは、協働ロボットだからと言って安全対策をしなくても良い、ということではありません。リクスアセスメント等の安全対策については従来と全く変わりませんし、エンドエフェクタを取り付けることで装置全体の安全性能はメーカ(ISO10218-1)からシステムインテグレータ(ISO10218-2)へと法的にも責任範疇は変わります。この辺りは装置の提供する側だけでなく、発注者側も認識しておくべき重要な点です。

 最近ですと、様々なロボットメーカに対応した3Dシミュレーションソフトも出ております。URやテックマン社等のトップ協働ロボットメーカからは提供されておりませんが、こちらのソフトは多くのメーカに対応できており操作性も良さそうです。こういったソフトによって、導入側ではザクっとしたイメージをつけることが出来ますので、引き合いを出す際には提示を求めるのも良いかもしれませんね(外注のスキル調査にもなります)。

 技術や製品の発展に伴って、自動化を導入するプロセスにおいても見直しが必要だと感じる事があります。活動プロセスを細分化して部分的な改善をすることで全体の品質が上がるといいですね。
 最後まで読んで下さりありがとうございます。


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