見出し画像

今週の出来事『落としもの』

配達中、二輪を停めて降りる際に足元にキレイな紙切れが目についた。よく見ると、それは84円切手だった。後方には郵便局があるし「きっと郵便局で購入した誰かが落としてしまったんだろう」と考えた。

ポケットに入れてしまう、つまり頂いてしまうこともできたが、一日一膳を心がけているボクとしては「落とし主に届けてあげたい」と思ったものの「さて、どうする?」。拾ったは良いが、落とし主も分からず、交番に届けるも交番はかなり先の警察署か。正直、面倒。

一案が思いつき、切手を拾い上げ先ほど通り過ぎた郵便局まで戻ることに。

窓口にて、
「この先で切手を拾いました。もし落とし主が現れたらお渡しして欲しい」
「あ、さっきの。。。」
と落とし主に心当たりがあるよう、というか、つい今しがた買いに来られた方だろう。そんなやりとりがあって、拾った切手は郵便局に預けた。

後になって考えたが、落とし物の切手を預けられてもきっと迷惑だろう、と。窓口で対応したスタッフは、落とし主が現れたらすぐに分かるだろうが、それ以外のスタッフはまったく気づかないだろう。
それに、拾得物として別管理になる上、もし落とし主が現れなかったら、その切手をどうするのか。結構、面倒そうだ。

あれから数日経ったが、結果どうなったかは知る由もない。拾得物の切手が運良く落とし主の元に戻っていることを願う。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?