工事を行う上では、設計者と施工者がそれぞれ役割を分担しております。 設計者からしきりに、施工図作成を求められることがあります。 設計図があれば建物を作れるはずなのに、なぜ施工図が必要なのか。 本来は、施工者が設計図を詳細に理解して、業者さんや職人さんに指示しやすくするために、内部向けに描くものだと思います。 工場製作の承認図等はまた別の話で、それはメーカー等しか詳細はわからないので、提出してもらい承認するものです。 現状は、設計図があいまいで、細かな部分が明示されておらず、そ
入札参加条件として、施工実績を求められることがあります。 これの基準が曖昧で、一般競争入札の意義を失わせる条件となっている場合があります。 その案件より大きな工事の施工実績を求めるとなれば、これから成長を目指す企業は排除されてしまいます。 不良業者を排除することと、新しい業者を排除することはイコールではありません。 ある程度の実績を求めることは、場合によっては必要ですが、その工事より上位の条件を求めるのは過剰と考えます。 ざっくりですが、今回の工事の半分くらいの規模の実績があ
東北地方で建設業を営んでいます。 公共工事、民間工事が半々です。 ほぼ100%建築となっています。 大学院で建築生産、建設産業の研究を行い、今も日本建築学会に論文を投稿したりしています。 建設業者の立場から、建設業の研究を続けています。 建設業の明るい未来に向けて、 ・入札制度 ・建設業経営 ・生産システム ・積算、設計単価 などについて考え、発信していきたいと思います。 会社の立場ではなく、個人としての発信となりますので、ご理解をお願いします。