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【2024/06/19】AI カスタマーサポートの新星 Decagon が3,500万米ドルを調達


2024年6月19日の生成AI活用事例ニュース

【静岡銀行、AI技術で業務効率化に挑戦】

静岡銀行は、KPMGコンサルティングと協力し、生成AIを活用した最高情報責任者(CIO)の再現実験を開始した。この取り組みにより、システム改修などの発注業務にかかる時間を短縮し、業務の効率化を図る。さらに、収集したデータを分析することで、しずおかフィナンシャルグループ全体の業務改善にもつなげていく方針だ。


【中国のAIスタートアップが最先端のオープンソースコーディングモデルを発表】

中国のAIスタートアップDeepSeek(深度求索)が、オープンソースのMoE(Mixture of Experts)コード言語モデル「DeepSeek Coder V2」をリリースした。このモデルは、300以上のプログラミング言語をサポートし、コーディングと数学の両方のタスクで「GPT-4 Turbo」「Claude 3 Opus」「Gemini 1.5 Pro」などの最先端のクローズドソースモデルを上回る性能を示した。DeepSeek Coder V2は、一般的な推論と言語能力の面でも同等の性能を維持しており、オープンソースモデルとして画期的な成果を達成したと言える。


【AI カスタマーサポートの新星 Decagon が3,500万米ドルを調達】

スタートアップの Decagon は、人間のような AI を搭載したカスタマーサポートプラットフォームを提供し、すでに多くの大手企業と契約を結んでいる。同社のソリューションは、会話レイヤーを超えてカスタマーサポートのライフサイクル全体をカバーし、顧客に文脈に沿った会話型のインタラクションを提供する。ファインチューニングされたモデルとサードパーティのモデルを組み合わせ、組織のナレッジベースと過去の顧客との会話を取り込むことで、パーソナライズされた対応を実現。投資家の注目も集め、Andreessen Horowitz や Accel などから3,500万米ドルの資金調達に成功した。


OpenAIがついに営利企業へ転換か?CEOのSam Altman氏が検討中と報道

OpenAIのCEOであるSam Altman氏が、同社を通常の営利企業に転換することを検討していると報じられた。2019年に非営利団体から「利益制限型」企業に移行したOpenAIだが、さらなる変革を遂げる可能性がある。一方、共同創設者の一人であるイーロン・マスク氏は、OpenAIが創業時のミッションから逸脱したとして同社を提訴したが、その後訴えを取り下げた。OpenAIとマイクロソフトの複雑なパートナーシップにも注目が集まっている。


【OpenAIへの信頼が揺らぐ理由】

OpenAIの元NSA長官の取締役就任や内部の安全性推進チームの解散など、同社の一連の動きが懸念を呼んでいる。元NSA長官の採用について、同社は安全性とセキュリティへのコミットメントを示すものだと説明しているが、批判者からは監視活動への関与を疑う声も上がっている。一方で、セキュリティ面での専門知識は同社にとって必要不可欠とも指摘されている。また、サンフランシスコのオフィス周辺でも、正体不明の警備員の存在や秘密主義的な雰囲気が近隣の人々を不安にさせているという。OpenAIをめぐる一連の出来事が、同社への信頼を揺るがしつつある。


エッジコーティックスが生成AIをエッジデバイスで動かすAIアクセラレータ「SAKURA-II」を発表、60TOPSの性能で8秒で生成AI実行可能に

エッジコーティックスは、エッジデバイスに特化したAIアクセラレータの開発に注力するスタートアップ企業だ。2024年5月22日、エッジ生成AIを可能とする第2世代AIアクセラレータ「SAKURA-II」を発表した。SAKURA-IIは、最大60TOPSの性能を持ち、Llama2やStable Diffusionなどの大規模言語モデルの生成AIモデルを8秒以内で推論実行できる圧倒的な性能を実現する。

【ひとことコメント】
エッジAIこそ、生成AIの真の可能性を引き出す鍵となるだろう。


IRONSCALES、GPT搭載のフィッシングシミュレーションツールを発表 - 人工知能で企業のサイバーセキュリティ対策を強化

IRONSCALES社は、GPT技術を活用した新しいフィッシングシミュレーションテストソリューションの一般提供を開始しました。このソリューションは、サイバーセキュリティチームの即時のトレーニングニーズと、限られた時間とリソースがもたらす課題とのギャップを埋めることを目的としています。同社独自の大規模言語モデルPhishLLMを活用し、高度にパーソナライズされたスピアフィッシングシミュレーションを大規模かつ高速に作成できます。これにより、従業員のサイバーセキュリティトレーニングと意識向上が大幅に進むと期待されています。

【ひとことコメント】
人工知能の力で、人間の弱点が克服できるようになるだろう。


AI スキルが就職・昇進の鍵に!特に Gen Z にとって有利に

Microsoft と LinkedIn の調査によると、AI スキルを持たない人は AI スキルを持つ人に比べてキャリアチャンスを失う可能性がある。リーダーの約70%が、AI スキルのない人は雇用せず、経験の浅い AI スキル保持者を優先すると回答。AI の普及により、特に Gen Z 世代が AI スキルを活用して責任あるポジションに就き、キャリアを加速させる可能性が高まっている。


コールセンターで導入される「感情キャンセリング」AI、従業員の「メンタルシールド」に

日本の大手企業ソフトバンクが、コールセンター従業員を顧客のハラスメントから守るために、「感情キャンセリング」技術を開発したと発表した。この音声変換技術「SoftVoice」は、怒っている顧客の声を穏やかなものに変換し、オペレーターの「メンタルシールド」として機能することを目的としている。一方、米国の地方銀行First Horizonも、AIを使ってコールセンター従業員のストレスを検知し、リラックスするためのビデオを送信する計画があったが、最終的に採用しなかった。


大学生に朗報!AIでラクラクレポート作成

株式会社VIVRE CARDが提供する大学生向けレポート作成補助AIサービス『レポートお助けくん』のログインユーザー数が1万人を突破しました。わずか8ヶ月で累計ユーザー数は5万人を超え、現在は約7万人の大学生に利用されています。レポートお助けくんは、3000文字以上の長文レポートに対応し、授業ファイルやテキストからもレポートを作成できます。さらに、AI編集機能で文章の続きを書いたり、書き換えたりすることも可能。SNSでも好評を博しており、公式アカウントのフォロワー数は着実に増加中です。



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