見出し画像

【読んだ本】 リーダーシップとマネジメントの違い/ジョン・P・コッター

この本を一言で言うと...

リーダーシップとマネジメントの違い・関係性・育成方法がわかる本

読んで学んだことは...

① リーダーシップとマネジメントの違い

リーダーシップ:
・変化に対処する。
・長期的なビジョンを定め、実現に必要な変化を起こす戦略を立案する。
・同じ方向を目指して一緒に動けるよう、人心を1つに統合する。
・壮大なビジョンを実現するために、メンバーの基本的な欲求を満たすことで動機付け、触発する。

マネジメント:
・複雑な状況に対処する。
・短期的な目標を定め、その達成に向けて計画と予算を策定する。
・正確かつ効率的に計画を遂行できる組織を編成し、人員を配置する。
・統制と問題解決によって計画の達成を確実にする。

② リーダーシップとマネジメントは補完関係にある

・複雑さを増し、変化し続ける環境では、リーダーシップ・マネジメントのどちらも必要。
・両方をこなせる人物はいない。タイプを見極めて優れたリーダーシップと強いマネジメントの活用に取り組む。
・ただし、変化が激しく新しい環境を生き抜かなければいけない近年では、リーダーシップの重要性が高まっている。

③ リーダーシップ重視の文化の醸成方法

・リーダーシップを持つ人の多くは、20〜30代にリーダーの役割を果たし、成功と失敗から学習する機会を経験している。また、異なる部門への移動や早い時期の昇進など、幅広い経験をしている。
・若手社員や末端社員が幹部社員の目にとまる機会をつくり、幹部社員自ら潜在能力の高い社員を見極め、育成に必要な要素を特定することが必要。

読んで思ったことは...

・メンバーごとにリーダーシップが強いタイプかマネジメントが強いタイプかを見極めて育成する。
・ただし、いずれのタイプも早めにリーダー職など幅広い経験をさせて、学習機会をつくる。
・リーダーシップが求められているが、マネジメントも同じように重要であるという認識を醸成する。
・組織によって、リーダーシップに求められる具体的な要件は異なる。組織によって育成方法は検討する必要がある。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?