【読んだ本】 デザインリーダーシップ/リチャード・ベンフィールド
この本を一言で言うと...
生産的で創造的なデザイン組織を構築する考え方・方法が学べる本
読むべき人は...
① すでにデザイン組織のリーダーをしている人
② デザイン組織のリーダーになる道を歩んでいる人
③ デザイン組織のリーダーへの理解を深めたい部下の人
読んで学んだことは...
40のデザイン組織にインタビューを行ってわかった「生産的で創造的なデザイン組織を構築する8つのポイント」
1. 企業文化
◯ 力強い文化が雇用の促進、生産性の向上、仕事に対する満足感に直接寄与する。
◯ リーダーは文化が独自に発展していくスペースを設ける。指針を示して境界線を決めながら、文化の独自性をする。
◯ リーダーは文化のキュレーションと定期的な伝達に積極的に関与する。
2. 人材
◯ 可能な限り優れたソフトスキルの人を採用し、採用後にハードスキルの訓練をする。
◯ アプレンティスシップは極めて有益。費用のかかる採用モデルを代替する。
3. オフィススペースとリモートワーク
◯ 会社の個性とブランドは、立地の選択、スペースのレイアウト、内装にはっきりと現れるべき。
◯ リモートチームとの絆と連携を保つためには、頻繁な日常的コミュニケーションが必要。
◯ 自己管理に長けた人材を雇用すれば、リモートワークが容易になる。
4. 個人的成長とバランスのとれた生活
◯ リーダーの一番の顧客は自身のチームである。
◯ リーダーは人材とプロセスに投資して、雑事を除くようにする。
◯ 連絡・対応が可能な時間を早めにチームに共有し、時間を有効に使う。
5. 将来計画
◯ 会社とチームは直線的には成長しない。急成長期と低成長期のための計画を立てる。
◯ 未来は不透明である。絶えず変更できるよう柔軟性のある計画を立てる。
6. リーダーシップスタイル
◯ 模範を示して指導する。手を汚して指導し、権限委譲も忘れない。
◯ 1on1ミーティングは委任しない。フィードバックの価値が非常に大きい。
◯ スタイルに関係なく、リーダーはチームを鼓舞して活力を与えなければいけない。
7. セールスとマーケティング
◯ 成功しているデザインリーダーは、自分自身をセールス&マーケティングの責任者と考えている。
◯ 紹介と口コミに頼るだけでは十分ではない。組織的な見込み客作りから健全なパイプラインが生み出される。
8. 最大の失敗から学ぶ
◯ あらゆるプロジェクトの問題の根底にはコミュニケーションがある。皆が同じ情報を共有することで過ちを防げる。
◯ クライアントに共感して彼らの業界の言葉で話せるようにする。デザインの専門用語だけを使わない。
◯ 手放して委任することで、デザインリーダーはより大きな問題に対処する自由と時間を手にできる。
読んで思ったことは...
内容の網羅性や信憑性が、あまり感じられない本でした。文章も冗長で退屈なので、個人的には良くない本だった。さ、次の本読もっ。
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