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何かの実験体かもしれないと思って生きていた話
"何かの実験体かもしれないと思って生きていた話"をつらつら書きます。
というか、同じことを考えたことがある人はいるのでしょうか。
もしいたら、仲間かもしれません。
厨二臭いかもしれませんが、「自分は国とか秘密組織とか、何かの実験体として構成されたニンゲンというものではないか」と真剣に考えていました。たしか小学生~高校生くらいまでの12年間くらいです。
転んで怪我をすれば血が出るように”仕組まれて”いたり、テレビで恐い映像を見たときには、上の階から不審な物音が聞こえるように”仕組まれて”いたり、寝ているときは予知夢や空想上の世界に行ける夢など、全部”仕組まれて”いるのではないかと思っていました。
実家にいた時がまさにそうで。
家族や天井、壁の僅かな隙間に監視の目があり、自分の発する言葉や行動を全部チェックされているのではないだろうかと何百回も思っていました。
それならばいっそ、全面協力して一泡吹かせてやろうじゃんか、と意気込み、頼まれてないことまで色々やって、研究結果をいいものや、場合によっては使い物にならない悪い結果にしてやろうと張り切ることもありました。
結果として、家の手伝いをよくやる息子みたいな立ち位置になってました。
大学生になり、実家を離れてからはその考え自体が薄れていきました。
今となっては薄れて良かったと思います。一種の悪夢のようでしたので。
今では完全に一人暮らしを6年続けているので誰かに仕組まれて生きているような感覚はありません。そろそろ自分以外の人と暮らしたい。
特にオチもありません。
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