想いの詰まったプレゼント
己書師範となり早2カ月がたち、幸座もまだまだ少ない人数ですが、無事に始めました。感謝です。
その幸座の持ち物の中に、以下の道場看板があるのです。
縦41センチ、横12センチ、厚さ2センチの看板です。わたしの指導師範は持ち歩いていませんでしたが、わたしはまだまだ師範なりたてで安心のためにこの看板は必要不可欠の持ち物なのです。車でいう免許証みたいなものです。
この看板には専用カバーがありません。持ち歩くにはやはり裸のままでなく、ちゃんと袋にいれ、大事に持ち歩きたいです。しかし、道場看板のサイズに合う袋、たぶん既製品にはないのではないかと思います。わたしはミシンも持っておらず、不器用なので、だれかに作ってもらわないといけません。
そこに現れたのが、わたしの友だちMさん!同じく己書で師範までの道のりを切磋琢磨して一緒に乗り越えた同志です。師範からはストーカーと言われるくらい通っていました。
わたしはMさんがいたからこそ師範になろう、なれるんだと思えたのです。
Mさんはわたしより一歩先に師範となり、埼玉を皮切りに千葉でも幸座を開いています。
なんとMさんは嬉しいことに裁縫がめちゃくちゃ得意だったのです!(ちなみにInstagramで作品が色々と紹介されています。のぞいてみてください)
早速、わたしをイメージとした看板入れをお願いしました。
早速、出来上がったのが下記の看板入れです。
わたしをイメージした看板入れ、いかがですか?紺でスターがたくさん。お気に入りとなりました。わたしはスターを目指します!なんのスターかは??
そこでこれを機会にあるものも作ってほしいとお願いしてみよう!なにを隠そう「息子の遺影」を持ち運ぶためにいれる袋を。
もしかしたら市販で売られているのかもしれませんが、探してはいません。ただ毎回どこかに連れて行くときには、ハンカチに包んで持ち歩いていました。しかしあまりにもかわいそうだと毎回思っていたのです。
そこでこういうことはなかなか言いづらかったのですが、意を決して『息子の遺影袋を作ってほしい』とMさんにお願いしてみました。Mさんだからお願いしたかったのです。そんな人なのです。
もちろんMさんはこころよくオッケーしてくれました。
そうしたらMさんが『言うつもりはなかったのだけど‥‥』と道場入れがなぜ「紺で星」にしたのかを話してくれました。
息子さんだからまず青かな?で、星になった息子さんをわたしが持ち歩けるようにと考え、想いをこめて手塩に縫ってくれていたようです。あまりにもうれしく、Mさんの言葉がちゃんと最後まで聞きとれなかったのですが、たぶんこんな感じかな?と勝手に思っています。
泣けました。
そしてMさんも泣いてくれました。
ありがとう。
その思いが聞けて、ますますこの看板入れが愛おしくなりました。
この日は5月24日。あの誰もいない幸座の翌日で、当日なげいてくれた友だちの1人で、駆けつけてくれようとしていたのです。
(気になるかたは↓)
この日も温かい1日となりました。
まだ出逢って半年。不思議なご縁。
心から心からありがとう!
みなさんも何か手作りで作って欲しいものがありませんか?Mさんなら温かいですよ。
特に己書の関係のことはおすすめです!
この看板入れ、キルティングのように一枚一枚丁寧に裏地が作られています!愛情感じます。
このあと帰ってすぐ、わたしは遺影の額縁のサイズを測ってMさんに伝えました。
きっと心のこもった素敵なものが届くはずです。
楽しみに待ちます!
わたしは、息子を亡くしてまだまだ辛いですが、みんなに守られていることを最近特に感じています。
ありがとう!
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