見出し画像

なぜ「女だらけのクイズ大会」なのか?

私が所属している「クイズ部」が主催している夏の風物詩、「女だらけのクイズ大会」が8月24日(土)に開催されます。
今年、2024年で27回目。

まずは、(ジャニーズではない)クイズ部について…。
(以下、公式サイトより抜粋)

・1990年頃に、第12回と第13回のアメリカ横断ウルトラクイズの本土上陸メンバーが中心に創設

転居で一度退会しているのですが…まさに、この創設時に私も在籍していました。
当時は自分を含めて、若いメンバーが多かったのを記憶しています。
私や他の少数の人たちはクイズ研究会の所属経験もなく、また今のように社会人クイズサークルがたくさんあるわけでもなく、こんなふうにクイズができる集まりがあることがとても楽しかったです。

・例会(月1回)は企画者(一人でも複数でもOK)がさまざまなクイズ形式を用意し、参加者がそれを楽しむ…という内容。早押しクイズやペーパークイズ、イントロクイズを始め、各自が趣向を凝らした方式でクイズを楽しんでいる

「企画者は神」という言葉があります。
多少の運営上やルールの不具合などがあったり、企画者の嗜好に大きく偏りすぎているクイズで参加者がてこずることになったとしても、「企画者は神」なので下々の者は従うしかないわけです(笑)。

そして、クイズ部がなぜ、このような大会を開催することになったのか…?

 「女だらけのクイズ大会」はお酒の席で「女性だけのクイズ大会を企画したらどうなるか」という雑談からスタートしました。その数年前に放映されていた「FNSクイズ王決定戦」の小学生大会にも影響されていたのかもしれません。
 当時の宣伝ビラを見返すと「テーマは「正解の喜び」です」と書いてあります。また、「難問が連発するオープン大会とは違って、応援側にまわるだけでなく主役になることができる大会です。」とも書いてあります。
 その頃は難問のオープン大会が目立ち、女性が活躍する場は皆無でした。初心者を受け入れる大会というのもほとんどなく、クイズ界の女性人口を増やしたいという気持ちが強かったことを覚えています。
 早押しクイズにこだわって、「正解の喜び」を知ってもらおうという目的で大会はスタートしたのでした。

女だらけのクイズ大会 公式ブログ より


「正解の喜び」…この言葉に尽きると思います。
友達や先生に出された問題に答えられた時、お茶の間で見ていたクイズ番組で答えが当たっていた時、実際にウルトラクイズで自分の解答が正解だった時。
本当に心が喜びで満たされていましたから。
「正解の喜び」を知る…クイズを楽しむ上で本当に大事なことです。
主催のクイズ部は、ずっとそれをコンセプトにしています。

そんなわけで、今年も参加希望者が多く、会場や時間の関係で人数を絞ることにもなり、先着順ですでに参加者が決定しています。
今回の大会への参加はもう無理なのですが、来年以降のためにどんな大会なのか見学してみませんか?
雰囲気を見てもらえればどんな内容なのか、そしてどんな雰囲気なのか、レベルはどうなのか…などもわかると思います。
こちらは男女問わずの募集です。
近いうちに公式ブログで募集がかかると思いますので、そちらを確認するようにしてください。


さて、大事なことを一つ。

なぜ「女だらけのクイズ大会」という名称なのか?
このご時世に、そぐわない大会名なのではないか…? という意見が内外からあるのも事実です。
クイズ部としても、何度も何度も議論を重ねてきました。

そもそも、なぜこの大会名になったのかというと…

10年前、第1回を開催するに当たって日程をいつにするかという問題がありました。
 大会の名称は「ドキッ!丸ごと水着女だらけの水泳大会」から拝借したので(笑)、季節は夏と決まりました。

女だらけのクイズ大会 公式ブログ より

「ドキッ!丸ごと水着 女だらけの水泳大会」って、ご存知ですか?
ある程度の年齢以上の方ならわかっていらっしゃると思いますが、その昔アイドルなど芸能人を集めた水泳大会が各テレビ局でありました。
ガチな水泳の真剣勝負を繰り広げていた時もあったのですが、時代の流れと共にアイドルのお披露目を兼ねた水上お楽しみ運動会のような体裁になっていきました。
今よりとても大らかだった時代だったために、お楽しみとしてのアクシデントで水着が外れてポロリ…みたいな演出も。
今では考えられないことなのですが。

公式ブログにもあったように、単純にその番組名からとっただけの大会名なのです。
実際、この名称について若い世代の参加者に聞いてみると…「女子しかいないクイズ大会だから?」というような回答が返ってきました。
特に深く考えていなければ、そのような反応なのでしょう。

確かに、このご時世では眉をひそめるような名称であるのかもしれませんが、そのようなきっかけで大会名が決まり、長い間その名称でずっと続けてきたという経緯があります。
おもしろがって付けた名ではない、ということは理解いただきたいです。

もちろん、今後も大会の開催準備が始まる度に、そのことについてはクイズ部内でしっかりと議論されていくことと思います。

さいごに…
2022年からスタッフが着用しているポロシャツですが、デザインをじっくり見たことはありますか?

胸部分のイラスト

このイラストは大会ロゴにもなっているのですが、今世紀最後のチャンピオン・小川ケータくんの制作です。
バックのデザインも見てください。
カッコいいでしょう?

バックデザイン

あまりの出来の良さに、クイズ部部員たちから感嘆の声が上がったほどのステキなシャツです。
当日、スタッフはこれを着て動き回っていますので、遠目に鑑賞いただければ…と思います。