スーパーフローがオーバーフロー。ラビットを直したりキャリア付けたり塗装したりとか。
プリウスミサイルという非常にうれしくないクリスマスプレゼントを頂いた昨年末から、事故の後遺症治療のため暫くツーリングも体力を使う作業も自粛し、おとなしくしていました。
実際けっこう腰とか痛いんですけどね…今も。
とはいえ、やっぱりバイクに乗ってこそライダーです!
バイクに乗らずライダーを名乗れるのは某仮面ライダー位なものです。
過去記事で書いた通り、筆者のラビットに付いてきたタイヤは試走開始直後にタイヤウォールのヒビがバッキバキに大きくなってしまったので、近所を軽く走ってキャブ調整やブレーキ・灯火類チェックをする位しかできませんでした。
それでも「走り初め」はラビットでやりたかったので走っていると…
キャブがオーバーフローしたらしく、ガソリンをお漏らししていました。
旧車あるあるです。
恐らく、燃料コック(ラビットの燃料コックにはフィルターが内蔵されている)換装前に流れたゴミがフロート室かどこかに残っていたのでしょう。
しかし!
走り初めついでに近所の神社までお参りに行きたかったので…
そのまま神社まで押して行ってお参りを済ませ、車体を揺さぶりながらキャブにデコピン連発したらフロートバルブからゴミが落ちたっぽいので自走して帰りましたけど途中でガス欠して結局押してスタンドに行き給油して帰りました。
ひどい走り初めになってもうた…
早速キャブを開けてみると、やはり微小なゴミがフロートバルブに詰まって悪さをしていたようでした。
徹底的に掃除してお漏らしオーバーフローは改善しましたが、再発されても微妙に面倒なので燃料フィルターを増設する事にしました。というのも、ラビットは燃料コック→キャブ間の通路の間に燃料タンク下部から伸びた二又のジョイントがあり、燃料はここを介して通るので、ここからの微小なゴミにも警戒しなければならないからです。
ともあれ、これで燃料系のマイナートラブルはだいたい洗い出せた感があるので、次回の作業でホースの材質も取り回しも「本番Ver.」に置き換え、同時に燃料フィルターを増設します。
(補足説明:初めて弄るバイクなので燃料の流れ等を確認しやすいよう、敢えて耐油透明ホースで仮設配管してあります)
話は変わりますが、リアキャリアをどうするか?というのも大きな問題でした。
素のままでもリアには積載空間こそありますが床面積的に幅がタイトな上に荷掛けフックまでの距離が遠く、愛用のヘンリービギンズ(デイトナ)のシートバッグ(S)を積もうとしてもしっくりきません。
かといってラビットS301定番のツーリングキャリア(上画像左)を付けようとしても、我が家の住宅事情ゆえ全長的にかさばってしまい、取り回しに難儀します。
そこで、ちょっとマイナーなタイプの全長が短い純正キャリア(上画像右)を昨年より探していたのですが、不人気なのか?ヤフオク等でも見掛ける事がなく困り果てていました。
しかし、いつもお世話になっている旧車屋さんに現物があり、本来単品販売しない類の品なのでしょうが…ご厚意で売って頂けました。
いつもありがとうございます。
このキャリアが付いていた元車両には、屋号が書いてありました。
手書きな辺りが実に昭和!とてもイイ味を出しています。
筆者のラビットにも何か架空の昭和チックな屋号を書こうと思っていますが、その絡みで店長さんから非常に興味深いお話を伺ったので、ラビットの屋号関連の話は別記事にて詳しく触れます。
ほんと、話題の尽きないバイクです。
そうこうしていたら、昨年より揃うのを待っていたパーツ類が続々と到着し、ようやく改修作業の続きができる状態と相成りました。特にタイヤとミラー、そしてスピードメーターケーブルは早くどうにかしたかったので嬉しい限りです。
あと、知己の板金屋さんにたまたま0.5mm厚のスチール板の端切れがなかったので、初めて通販でスチール板を買ってみました。
もちろん、フロントカウルとバッテリーカバーの板金用です。
早速作業を進めるべく、まずはハンドルカバーを軽く板金&塗装します。
何故ハンドルカバーだけ先に塗るのか?については、詳しく書くと長い話になりそうなので軽く触れるに留めます…
多くの旧車好きを魅了してやまないラビットS301のブルーはどこか微妙にエメラルドグリーンがかっており非常に美しいのですが、筆者の幼少時代の記憶(昭和50年代前半)に残っている当時のラビットのブルーはもっと昭和チックで、例えるなら往年の全日空(ANA)の旅客機を思わせるブルーだったのです。実際、当時のラビットのパンフ等を見てもそんな感じの色です。
つまり、今のラビットのブルーは経年変化の産物だという事です。
そういう訳で、筆者は飽くまで「思い出発掘」というコンセプトの元、昭和ブルーを最も色濃く残していると思われる現行の車両純正カラー「いすゞのブルー」をラビットに用いる事としました。
でも、どんな仕上がりになるのかわからないので、とりあえずハンドルカバーで試してみよう!と思った次第です。
そういう訳でさっくり板金したのですが…
このハンドルカバー、画像を見てお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、過去既に「一度以上」パテ盛り&再塗装されています。
ここから更にパテ盛りして表面の凸凹を除去して綺麗に…とやると、パーツとしての輪郭が今以上に悪い方向にぼやけそうな気がしたので、今回は穴埋め以外の板金・パテ盛りを行わず、ペーパーで足付け後、そのままサフを吹いて塗装に入りました。
で、塗ってみたら「あれ?もうこれでよくね?」となりました。
当然この上からクリアを吹きますので表面の質感は変わりますが、このチープなのに爽やかなブルーはまさに昭和ですし、サイドカバーをこの色にして屋号を書いたらさぞ映えるでしょうね。
いすゞのトラック恐るべしです。
ミラー基部辺りの箇所には軽くウェザリングを入れ、腐食と過去のパテ盛りで発生した凸凹が嫌味にならないようにする予定です。
一方、事故直後に検分していた警察の人をも驚かせたミラクルっぷりで筆者をプリウスミサイルから守ってくれたYB-1のリアフェンダーですが、何と新品への交換ができました。
上記画像の通り、初期モデル(1996年式)の型番のリアフェンダーだとヤマハに在庫が残っていたのです。
ちなみに1996年式と1997年式以降のリアフェンダーの相違について現物を並べ比較してみましたが、溶接周り等に一部僅かな相違がある程度で基本的には同一パーツであり、装着においても全く問題ありませんでした。
まさかマイチェン前のモデルだけ在庫が残っていたとは。驚きです。
ともあれ、YBは復活しました!
話をラビットに戻します。
ハンドルカバーの塗装が上手く行ったので、お次はサイドカバー塗装!
タイヤ交換も燃料系再配管もミラー換装もやりたい!
のですが、生憎ここ最近の福岡は天候がぐずつき気味…
天候と気候の様子を伺いながら、作業に入ろうと思います。
あと、そろそろ(腰に無理な負担を掛けない程度で)ツーリングを再開します。事故で年末年始のツーリングの予定が全滅したので、そろそろ禁断症状が出そうです。
今春にはラビットでも行けるかな?
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