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2022.11.3 大阪府立体育会館第2競技場観戦記

↑前回の観戦記はこちら

大阪府立体育会館第2競技場大会を観戦してきました。

この第2競技場、実は初観戦でした。
第1競技場には、数多く行ってますが、これまで日程等々合わず、第2競技場はご縁がなかったのです。
初めて見た第2競技場は、2階席がなくコンパクトで、大阪の中心街に有るにもかかわらず、地方興行の小会場のような雰囲気がありました。

今回、席はロイヤルシートを選びました。
大会場には素晴らしい試合カードや、様々な演出、ハプニングが有ったりして、もちろん魅力的なのですが、小会場には選手に近いという最大のメリットがあります。
自分の場合は、大会場では会場全体の雰囲気が味わえる席を、小会場ではなるべく前の席を選ぶようにしています。

自席からの風景

さて、席ですが、ご覧のとおり最前列でした。
しかも実況席の真後ろ!
初めての最前列がこんな席なんて!
もう、試合が始まる前から、テンション上がりっぱなしでした!

最前列の風景

さて、試合に入る前に、これだけは言いたいです!
よく、小会場では選手が本気を出していないみたいに言う人がいますが、間近で見たら、
「プロレスは危険と隣り合わせ」
だということがよくわかります。
確かに手の内を見せない部分はありますが、遠い席や画面越しだと、痛みが伝わりにくい細かな攻撃でも、ダメージを与えているのがよく見えました。
ホントにプロレスは痛くて危険な競技です。
それでいて連日、試合をこなしている選手達には頭が下がる思いです。

試合開始

さて、ようやく試合です。

↑公式サイトはこちら

今大会の注目は、

第6試合
BUSHIvsフランシスコ・アキラ
第7試合
ティタンvsTJP

です。

この2試合のテーマは、言うまでもなく11月5日のIWGP Jr.タッグ選手権の前哨戦です。
特にロスインゴベルナブレス・デ・ハポン(L.I.J)の2人にとっては、タイトルマッチ前に弾みをつけるべく、2連勝か、悪くとも1勝1敗。
とにかく結果が欲しい試合だったと思います。
そして試合内容は、Jr.の4人ならではの、スピーディーで華やかな攻防でした。

まずは第6試合。
BUSHI選手の気合の入り方が違いましたね。
特にトペ・スイシーダは圧巻でした。
いつ見ても美技です!
向かって反対側に飛んだので、後でNJPW WORLDで確認したのですが、やや鋭角に飛んでいましたね。
重力も加わって、あれは効きそうです!
最後は、BUSHI選手のラ・マヒストラルで勝利。
脚のフックがやや甘かったので、決まるとは思いませんでしたが、BUSHI選手、執念の丸め込みでした。

この結果に納得のいかないアキラ選手。
なおもBUSHI選手に突っかかります。
試合後の乱闘に、TJP選手とティタン選手が加わって、そのまま第7試合が開始されました。

第6試合の熱い余韻が残ったままの第7試合。
試合はTJP選手が執拗にティタン選手のマスクに手を掛けていました。

写真提供:ゆかこさん

ハイスパートな攻防でしたが、こういう心理戦、感情のぶつけ合いも前哨戦ならではの光景ですね。
そして試合終盤にはセコンドについていたアキラ選手がティタン選手のマスクを本当に取ってしまうというハプニング!
会場全体が「えっ⁉️」というまさかの空気に包まれました。
慌てて顔を隠すティタン選手に、BUSHI選手が機転を利かせ、ティタン選手にオーバーマスクを被せて、最後はティタン選手がダブルフットスタンプを決め、勝利しました。

メインイベント

さて、メインイベント。

マスター・ワト、アレックス・ゼイン、成田蓮
vs内藤哲也、SANADA、高橋ヒロム

この試合、成田選手とSANADA選手にとっては5日の、ワト選手とヒロム選手にとってはドームに向けた前哨戦です。
互いに火花を散らす4人に対して、ゼイン選手と内藤選手は前哨戦そっちのけで人気を独り占めしてた感がありました。

でもさすがに急造タッグとL.I.Jでは、チームワークに差がありました。
最後は、L.I.J3人のトリプルドロップキックから、内藤選手がデスティーノをゼイン選手に決め、L.I.Jの快勝でした。

デスティーノ

大会場だと、ここで帰る人が多いのですが、この日は観客のほぼ全員が帰ろうとしません。
皆、わかっています。

ところが、ここでちょっと間が生じます。
内藤選手がコートを着直していたからです。
このコート、ギデオン・グレイ選手から奪ったものですが、この日もご丁寧にコート着用で入場していました。

写真提供:coron11さん

改めてコートを着た後で、内藤選手のハポン締め。
そしてL.I.J全員のグータッチで、ハッピーエンドで締めてくれました。

写真提供:ゆかこさん
写真提供:ゆかこさん

L.I.Jが全勝し、気分爽快でした。
小会場ならではの狭い空間に一体感があって、全体的に良い雰囲気の大会でした。

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