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2023.8.6大阪府立体育会館観戦記

↑前回の観戦記はこちら

今年もやってきましたG1 CLIMAX!
例年、大阪大会は公式戦終盤になるのですが、今回はBブロックの最終戦でした。

8/6試合前時点の星取表

既にオカダ・カズチカ選手が5勝1敗の10点で、2位以上が確定し、決勝トーナメント進出を決めています。
今大会はメインイベントの、

ウィル・オスプレイvsエル・ファンタズモ

以外は消化試合となってしまったことと、L.I.J勢の公式戦が組まれていないこともあって、中立的な立場で純粋に楽しんで観ていこうと、決めていました。

自席からの風景

今回、席はひな壇の最前列でした。
前に通路がありますが、アリーナの最前から数えて10列目です。
リングとの角度はあったものの、視界を遮るものがないため、非常に見易い席でした。

試合開始

↑公式サイト

この日は公式戦が4試合しか組まれていません。
代わりにC、Dブロックの前哨戦を中心としたタッグマッチがラインナップされ、何より、L.I.J推しの自分にとっては、タッグといえど、内藤哲也選手や鷹木信悟選手の試合が見れて、良かったのかなと。
前半戦の試合内容も良かったのですが、やっぱり注目は公式戦4試合です。

第6試合

YOSHI-HASHIvsKENTA

リング内外で口撃するKENTA選手に対し、実直に試合内容で見せるYOSHI-HASHI選手。
正反対のようでいて、実はこういう対決が面白くなったりします。
試合ですが予想通り、KENTA選手が仕掛けてきました。
浅見レフェリーとの衝突を狙っていたのは、露骨でしたね。
そして、レフェリーを排除してから、KENTA選手は竹刀を持ち出しますが、YOSHI-HASHI選手の棒を見つけると、やはり手にします。
棒のストーリーを再燃させるあたり、この試合は終始、KENTAワールドでした。

そんな一幕があったものの、以降は両選手の噛み合った攻防が見られました。
KENTA選手の重い蹴りに対し、YOSHI-HASHI選手は逆水平チョップで対抗します。
会場内に響き渡る強烈な打撃音!
これが生観戦の迫力ですね!
ストーリー性と試合内容の両方で見せられた、短時間にギュッと詰まった良い試合でした。

第7試合

タイチvsグレート-O-カーン

タイチ選手の持ち味といえば、重い蹴りと豪快な投げ技です。
それがオーカーン選手にどこまで通用するのか⁉️
そこに注目していたのですが、全く予想だにしない展開が待っていました。

タイチ選手が使ってきたのはなんと、コマンドサンボのテクニック!
立った状態のオーカーン選手に対し、次々と関節を極めにいきました!
おそらくタイチ選手は、この試合に備え、技の練習に取り組んできたのでしょう。
ただ、意外な展開にもきっちり対応していたオーカーン選手もさすがでした。
タイチ選手、この奥の手をこの試合にだけ使うのはもったいないですね。
今後の活躍が大きく期待される一戦でした!

第8試合

オカダ・カズチカvsタンガ・ロア

大型選手にも真っ向勝負が出来るだけの体格と身体能力、スタミナがあるのが、オカダ選手の魅力です。
この試合は、その魅力が存分に発揮されました。
タンガ選手は持ち前のパワーで対抗しますが、オカダ選手も退くことなくパワーで対抗し、結果は、オカダ選手の貫禄勝ちでした。
G1三連覇も充分有り得るなと。
そんな強さを見せてくれた試合でした。

メインイベント

エル・ファンタズモvsウィル・オスプレイ

試合開始直後から鳴り響くELPコール!
オスプレイ選手の強さは周知の事実ですが、ファンタズモ選手なら攻略するんじゃないか⁉️
序盤からそんな期待感でいっぱいでした。
ジ・エアリアル・アサシンに対して、華麗な空中技を見せるファンタズモ選手。
空中技ではファンタズモ選手の方が上回っているように見えました。
ただ、そこはやはりオスプレイ選手。
ファンタズモ選手の技を受けきった上で、打撃技では優位に立ちます。
互いの技が面白いように決まり、カウント3を巡る攻防が続く中、場内は完全にヒートアップ!
地鳴りともいえる重低音ストンピングに、両選手に対する凄まじい歓声!
これぞプロレスの醍醐味でした!

最後はオスプレイ選手が勝ちましたが、正直、勝因もわかりません。
ただ、強いて挙げるならば、体格で優るオスプレイ選手の打撃技が、ところどころで有効だったのかなと。
この試合をメインに持ってきた新日本プロレス。
両選手への信頼の証だと思いますし、またライバルストーリーは続いていくでしょう。
今度は20分1本勝負ではなく、ベルトを懸けた試合が見たいですね。
そんな名勝負の幕開けでした。

久し振りの大阪府立体育会館は、やっぱりプロレスの聖地でした。
例年の日程だと、次は11月かな⁉️
また観に行きたいですね。

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