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そこのおのぼりさんや。~「上から見下す目線で、ぼんやり絵面の誰特予報」に一体何がわかるのだろう。

ま、「ミスターテレ東」藤原啓治追悼の時に、既に
テレ東がニュース番組なんぞををやらかしてた時代は
とうに終わっていたのに、って話はしていましたが、
その後の話をもう少し深く掘っていこうかと。

まあ結語が決まっているので当然今日のメインテーマは
こいつになります。菅野よう子の代表作の一つにして
コスモ石油のCMメインテーマ「SEED OF LIFE」。

アニメがようやく16:9でオンエアするようになる
境界線だった(アナログ放送とHV放送で映る画面の
画角が違った)『ハヤテのごとく!』をやってた頃は
それでもまだナギのセリフに救われてる堀川も確かに
あったとは思うのですが。

一応比較図になる画像はあったので一応出してはみます。

曰く、

『ワールドビジネスサテライト』と株式市場さえあれば

でしたっけ(一応元ネタどこでだっけ、と再確認したら
第11話で出て来たそうで)。

もう一つ抵抗するところの別口を「ズームイン!朝!!」
理論から持って来てたのは『アイカツ』無印のあかり篇で
通底してた「きょうの天気は」で外出てやってた天気予報。

「あかりジェネレーション」はあかり◆下地紫野[青二]
をじっくり魅せ過ぎたので、終盤はしっかり覇王化してた
わけですが、そんな中でも通底して役割を持たせていたのが
意外に重要だった天気予報のキャスター的な役割。

「ズームイン!朝!!」理論からかつて「ズームイン!
朝!!」「ZIP!」「さんま御殿」にもブレーンなどで
活躍・参加してたシリーズ構成の加藤陽一が外でやり
温度計とマイク一本で外現場の状況を即座にレポートする
形式を持ち込んだのは明白ですが(逆に言うと、それを
実践してたテレ東の番組って結局「おはスタ」くらいしか
なかったから、象牙の634タワーなんぞに乗っかって、
地に足のついてない妄想をのたくるだけの報道もどきな
「経済ニュースでござい」症候群はよく出来上がって
しまうのだけど)。

そんないかにもおのぼりさんな「経済ニュースでござい」
症候群に対して断罪の最終通告になるのはやはりこの言葉に
なるのでしょうか。

加藤 何が視聴者に親切で、なにが不親切なのか。
   どう作れば親切になるのか。

「ズームイン!!朝!」から学んだモノづくり「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」脚本家・加藤陽一に聞く

もう少し詳しく引きます。

加藤 同じ頃、日本テレビの「ズームイン!!朝!」でもバイトを
   始めたのですが、オンエア後の反省会で行われる総合演出の
   ダメ出しも勉強になりました。それを自分の知識にして、
   ニッポン放送では作家としてその知識を使ってました。
──どういった知識を得ることができたのですか?
加藤 何が視聴者に親切で、なにが不親切なのか。どう作れば
   親切になるのか。どういう順番で伝えると面白くなり、
   視聴者に響くのかとか。「このニュースを聞いたら、
   誰もが絶対このことが気になるんだから、
   そこは書かないとダメだ」
   みたいなことをずっと考えながら書いていました。
   20代後半までそれを続けていたので、今は観ている人が
   どう受け取るのかが感覚的に分かります。
  「ズームイン!!朝!」を通して、「マス(大勢の人)を相手に
   してモノを作るのって、こういうことなんだ」ということを
   理解できた気がします。

「ズームイン!!朝!」から学んだモノづくり「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」脚本家・加藤陽一に聞く

手短に意訳して鉾先を向ければ「裏打ち一つもないクセに
グダクダマネクソヌルヌルは朝からくっちゃべってんじゃ
ねえよ」が根底にあるので、結局「あらたにす」と野瀬さん
達が構築した「食奇行」とことあるたびにネットでリセット
しまくっている日本経済新聞にネットにおいて信用出来る
部分は皆無なので、自ずと「近寄らない」一択になるのですが。

『アイカツ』無印が終わり、「おはスタ」天気も外に
いたりしたけど、おのぼりさんの634タワー天気に
乗っ取られて、「チャージ730!」で文字通りレミングを
かまして、「ブレグジットの大ハズレ」に雪崩込んでいくと。

因みにこの頃のテレビ観天望気を書いたコメントは
大きく纏めるとこんなメモになっている。

「チャージ730!」の賞味期限は実質2ヶ月。

コンビニチャージがBSの朝ドラ放送終わりの7時46分に
あった時が一番のピーク。ファミマの抹茶フラッペは
少し役に立ったけど、東京だけ45分放送なのを変にDが
過信してつまらない編成を変え続けたことで迷走。
「東単」の域を越えていない賞味期限切れの番組
に成り下がった。

元々「コンパクトな時間でニュースと天気を伝える」が
全くクリア出来ておらず、お天気カメラはころころ代わり
(渋谷駅前と東京駅付近のカメラは安定していたが、
東武タワー上のカメラを多用するようになってからは
全国の天気を伝えるのも「おはスタ」以下に)

、安定して観ていられるのはコスモ石油で菅野よう子の
「SEED OF LIFE」が流れるのと、仏壇のはせがわの
CMが流れることに安心するしかない番組に陥落した
のがすごく残念(1回だけゲストに来た又吉直樹回が
最後の華だったような)。と3ヶ月くらい録って確かめ
切った人間としてはそう思う次第。

「勘違いするな。東京タワーは見上げるものだ」

そもそも論だけど東京を観天望気するのであれば、まずは
地上の気温と空模様、周囲の景色をレポートするのが基本
事項。あとは東京の水底(谷の下)としての人通りを現す
渋谷と、交通上の要になる東京駅を抑えておけば大体なんとか
なる。それなのにイキがったおのぼりさんは。

「上から見下す目線で、ぼんやり絵面の634タワー天気」
に一体何がわかるのだろう。
「上から目線誰特予報」はアニメの「誰特シリアス」並みに
総スカンとなり、日替わりの天気ガールを次々に解雇して
局アナが読んでた時点で敗北が画定したわけで。
(あんなに「避雷針」を飛ばして生き残れる番組なぞない)

台風並みの低気圧に巻き込まれて迫真のレポートを
スタジオでかませる天気ガールと必ず菅野よう子の
「SEED OF LIFE」が流れるコスモ石油のCMは本当に
素晴らしかったんだけどなあ(ま、コスモ石油も千眼
巻き込んでしまって、トラブるわけですけど)。