タイトルを据えてみた時点で説明が要る語句はなんだろう、
と考えた。
やはり「あじま目」だろうか。正確には「あじましでお」
の書きがちな目だ。もっといえば吾妻ひでおが得意としてた
どこ見てんだかよくわからない目で、アニメになった中では
吾妻ひでおのアニメ化二作品よりも、えんどコイチの『ついでに
とんちんかん』主人公間抜作の目というのが最もわかり
易いだろうか。
二話における子ども達とのシーンあたりでそれは顕著だった
のだけれども。
ってことで今宵の話題はもう二話までサッサとやったアニメ
『Lv1魔王とワンルーム勇者』でございます。
まあ多少の立ち遅れはありましたが、諸元はこんな感じ。
で、立ち遅れていた要因は普段の行いを除外しても二つはある。
1つ目はCOMIC FUZの使い勝手が悪すぎて情報がとみに
疎い位置にあること。
そもそもそのCOMIC FUZなんで作画スタッフ総入れ替えの
『ゆるキャン△』はかつてコミックス派で漫画喫茶で読んでたが、
この御時世のうちに読んでた漫画喫茶も潰れて、かと
いえCOMIC FUZのチェックがしにくく、縁がすっかり遠くなったの
で、音響・キャスト陣を除いて総入れ替えの『ゆるキャン△』
(第三期)は逆に「おらぁわくわくすっぞ」でしか
ないくらい。
で、2つ目がCOMIC FUZで芳文社原作の珍しいアニメ化で
ある上に音楽担当が著しく冴えないこと。
であるが故に立ち遅れた次第。あにこ便の手応えが充分
ありそうなんで、ようやくしっくり来たと。
【Lv1魔王とワンルーム勇者】第1話 感想 魔王を倒した勇者はもういない…
【Lv1魔王とワンルーム勇者】第2話 感想 元勇者の1日
監督は井上大介。シルリンの下支えを長くしてた人であり、
『すのはら荘の管理人さん』の助監督の後、『みだらな青ちゃんは
勉強ができない』で監督してた人か。
エドガー・サリヴァン「WONDERFUL WONDER」は結構
ささるチューンで、EDはそういやスピラ・スピカか。
このときはまだ楽曲に力があるアニメだったからなぁ。
キャスティングが亀山俊樹、ってのもあまり乗り気になれ
なかったうちの一つ。
それでも徐々にレベルアップして新婚生活気分まで披露
する魔王◆大空直美[青二]に自堕落な早乙女アルト風の
事務所も移籍したごじゃっぺマックス◆中村悠一[INTENTION]、
って時点で勝ったも同然だな、と。
案の定二話は「演技しろ」とまで書かれる
ゼニア◆日笠陽子[アイム]だし。
いろいろタイトルも類似アニメも紛らわしいけど、なんか
これらの声の掛け合いを聴いてるとホッとはする。
やはり深夜のアニメでましてや夏だ。キラキラしたものを
「うお、まぶしっ」
と観るよりは、少し貧相で退屈もまぶしながら少しカゲの
ある生活感があった方が観やすい。
月曜深夜にゆるっと見るには絵柄も懐かしく入り抜きのある
タッチでまあ見るうえでもノーストレスだなと思えた次第。
アニメ『Lv1魔王とワンルーム勇者』について語ってみました。