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ラヴィット!の在り方はスキだけど「らっぴい」とは、呪いそのもの

ホントはもう少し大きめの連環した話題に仕立て
ようとは思ったのですが、今回はミニマルな方で。

まあ証拠の所在も見つかったし。

そこに出てくるのが1990年代に提出されて、2010
年代の半ばに抹殺された特級呪物の「らっぴい」
ですね。

因みによく聴くと3番にならないとマスコットの
正式な名前が出て来ないあたりが哀しすぎます。

テレビ東京系の系列局でテレビ北海道(TVH)
開局当時からいたマスコット、それがラッコを
イメージしたマスコット「らっぴい」でした。

でも地デジカがはびこったこの頃には出てるのに
ちっとも正式の名前で呼んでくれる人がおらず
もっぱら「7ちゃん」とか言われているのが
関の山でした(なので、3番のマスコット名が
出る「いつでもらっぴい いっしょだよ」の
歌詞が付いたところとそのCMが作られた、と
いふ説もあります)。
 なんだかいつも大御所に「キリンちゃん」と
しか言って貰えなかった麒麟・川島とカブる
ような雰囲気が致しますねえ。

で、ドラマのテレ東にしようと思った制作が
何を思ったのか「地獄の等価交換」をやらかし
まして。トントンスルーされるドラマを大惨敗
したのに全国枠にしてしまった元チャージ730枠へ
入れきって、その間に「どうぞ朝ドラをお流し
下さい」、と白旗を上げた頃から時代が動き
出すんでしたっけ。

 で、かつてアニメ枠をここに置いていたTVHは
(一時期風が吹いてこの空いた枠で流すことが
出来た『けものフレンズ』を除いて)爆死。
経営陣が刷新されるほどの大ダメージを受けます。
(この時期の狂気は旧作の『巨人の星』や大物声優
が一通り死んだ後に放送された『ハクション大魔王』
のオンエアなどの迷走があったことで知られます)
らっぴいもそんな中でしっかりフェイドアウトし、
現在の得体の知れない謎ムキムキのマスコットに
なっています。

新社屋になったテレ東はドラマ班とバラエティ班の
連動が功を奏して、朝ドラ俳優がすぐテレ東のドラマ
に出たり逆もあったりと、「ドラマのテレ東」に
なる一方で画一化された東武634タワーからの「上から
目線 誰特予報」を連発してやがて経済予報も当たら
なくなりこれが「ブレグジット予報大外れ」にまで
至るのですが、それはまた別のお話。

 そして案の定高田文夫ルートで入ってきた似非が
いくら番組のケツで吼えても空しかったショーが終わり、
2021年3月末から「ラヴィット!」開始。

「ラヴィット!」の在り方が正道なのは、それまでの
「思われもしないTBS」とは一線を画した「ニュース
(といふ名のオスキニージャーナリズム)に対して
コメントを一匙も加えない」といふ毅然とした姿勢と
態度を貫いていること。

たとえばそれまでの反証で行くとこんなのとか。

TBSに批判相次ぐ 広島で2戦目があることに全く触れず
「CS決勝」と言い切り、目の前の試合で優勝が決まるか
のように放送する : 吹田のサポがまとめます。

これらの態度に対しての分析はかなの正鵠を得ているかと。

実利か、客への誠実さか、
普通はその狭間で揺れるもんだと思うが、
TBSは完全に誠意を捨ててる

ヒトとして腐ってる

私的にはこうまとめてもいました。

まあとにかく普段から正直さの欠片もないデムパを
撒き散らそうとするから(金をかけてもEテレにも劣る
信頼性で、知らずのうちにエジリズム回路が開いて)
「思われもしないいつものTBS」が出来上がり、
となるワケか。

まあ「オスキニーのちゃんちき騒ぎ」にカウンターを
仕掛ける「ちゃんちき騒ぎ」を化学反応させることで
「どこで跳ねるのか、オンリーワンになるのか、
暴発するのがわからない大喜利バラエテイ番組で、
情報はちょっとだけ役に立つ」程度のチャージ730
程度ではなし得なかった「ピンポイントには刺さる
番組」を作れているのは流石だなと。
(まあ「あちこちオードリー」で伊集院光がすごく
川島明を褒めていたから、禊もあと3ヶ月くらいだし、
10月くらいからどこかの曜日の雛壇にいる可能性も
高いのかも)

そんな番組に再降臨しているのが今度はふてぶてしい
ウサギの「ラッピー」ではあるのですが。
いずれしても瑕疵があるとすれば「ラヴィット!」は
あの「ラッピー」から崩れそうな気もするのですけどね。
(2年目に関してはみるビデオのクオリティに差が
まだ結構あるのですが、協力の制作会社が2社から
4社に増えているのは好材料ではあるのかなと)

「ラヴィット!」当初からほぼ毎週月~金で録って
チェックはしているtorov、でした。

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