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『おじさまと猫 スーパーミラクルパズル』配信開始!

スクウェア・エニックス様より 1/20 から、「おじさまと猫 スーパーミラクルパズル」が配信開始されれております!

こちらのタイトルですが弊社ビサイドで開発を担当させていただきました。タイトル画面に弊社ロゴも載せていただき、ありがとうございました!

ゲーム内容などに関する記事はすでにいっぱい出ていますので、その話ではなく開発サイドからのお話などを少々できればと思います。

今作「おじさまと猫 スーパーミラクルパズル」ですがビサイドで制作したため昨年終了した「トロパズ」と比較されることもあるかと思います。ただ、こちらは中身から見ると全くの別物!と言っていい内容になっております。やはりそれぞれのゲーム内容や表現手法にとって最適な作りというのがありますのでそれぞれのベストに近づけるように作り直しているためです。

まず、メインのパズル部分なのですが、今回はとにかくなめらかに動作し、きもちよく操作できることを必達目標に掲げ、トロパズからの改善というか作り直しに取り組みました。そのおかげで、見た目は同じパズルでも中身はほとんど別物になってしまい結構大変でしたが、目標のなめらかに動作し、きもちよく操作できるはバッチリ達成できていると思っております!研究のため、多くのパズルアプリを遊んでいるのですが、どのパズルゲームより気持ちよく操作できるようになったのではと自負しています😄

次にキャラクターについて。今作では、最初にキャラクターを3Dで表現するのか、それとも2Dでいくのかを検討を重ね、最終的に2Dで表現することに決まりました。その際に、採用したテクノロジーとしては Spine という2Dの元絵をグリグリと動かすことができるテクノロジーです。すでに多くのアプリでも採用されているので知っている人もいるとは思いますが、このSpineによるSDキャラのアニメーションが、今作にはピッタリとハマりました。ふくまるやおじさまがとってもかわいくアニメーションしてくれています!

次はストーリーパート(弊社ではキャラ劇と呼んでいる部分)です。これまで弊社ではストーリー部分の組み立ていわゆる「スクリプト」と言われる簡易的なプログラム言語で記載し組み立てていくことがほとんどでした。これには利点も多く、慣れてもいたため今作も同様の作り方でいいかなと思っていたのですが、スクエニさんからストーリー部分の希望として提示していただいたのが、下記のYouTubeのプロモ映像だったんですね。

これをみた時「ううむ」と唸ってしまいました。いわゆるゲームのキャラクターたちがセリフの掛け合いで進めていくようなストーリーパートというより、映像作品に近い作りです(映像作品なんで、その通りなんですが…)

なので心機一転!別のシステムを組み上げることにしたのです。かと言っても全くのゼロから作成していてはとんでもない時間がかかるので、使えるテクノロジーを色々と調査した結果、Unity (ゲームエンジンです)の「タイムライン」という仕組みを利用すれば、比較的低コストでシステム構築ができそうだという見通しがたちました!先のSpineで作られたキャラクターをUnityのタイムラインでコントロールしたり、吹き出しを出したり、エフェクトの乗せたりということが、ビジュアル的にコントロールできるので今作の表現には持ってこいだと思ったのです。ちなみに、ゲームエンジンにUnityを採用していたので追加コスト(お金)が掛からなかったこともプラスでした。

最後にそのUnityについて。これまでの弊社タイトルと同様にガッツリとUnityで制作しているのですが、Unityも日々、バージョンアップしています。開発&運営が長いとなかなか新しいテクノロジを導入する機会を得にくいのですが、今回は全くの新作でしたので Unityの新機能やC#(Unity で採用されているプログラミング言語)のモダンな構文や仕組みを利用するように心がけて制作しています。そういうこともあり、内面的にはかなり刷新された作りになっています。これからの運営で、メンテのしやすさや効率の良さとして発揮されるといいなと思っていますね。

と、いうわけで、『おじさまと猫 スーパーミラクルパズル』の制作面からのお話でした。

読んでみて、ちょっとでも興味が湧いた人は無料ですのでぜひプレイしてみてくださいね!


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