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僕とナルコレプシー

私がナルコレプシーと診断を受けたのは去年、2019年の6月でした。

きっかけ

自分に睡眠障害があるのではないか?と強く感じるようになったのは新卒で就職してからでした。デスクワークが主な仕事の中、会社の先輩に良く起こされて就業態度が問題になりました。なので最初は睡眠時間を多く取るようにして毎日8時間寝るようにしたり生活習慣の改善に努めました。ですが改善がみられずこれは何かしらの睡眠障害があるのではないか?と疑うようになり近くの睡眠外来のある総合病院に通うようになりました。

通い始めて判明するまで

通い始めてはじめにしたことは無呼吸症候群の簡易検査、そして睡眠日誌を書くことでした。今回、無呼吸症候群の簡易検査については言及しませんが過眠症の原因になる要因のひとつらしいです。睡眠日誌については毎日自分の寝た時間と眠気が起こった時間を記録して行くというもので、人によってはただ適性の睡眠時間が長く睡眠不足なだけという可能性もあるらしくこれを1ヶ月ほど行った。その後、改善が見られず睡眠ポリグラフ検査と睡眠潜時反復テストを受けることになった。

テストの結果、ナルコレプシーという診断を受けました。ナルコレプシー患者は端的に言えば自発的に覚醒する力やレム睡眠を調節する機能が低いそうで、通常大体30分で入眠するそうですが自分は1~3分以内に入眠し、また健常者の場合レム睡眠が始まるのは入眠の1時間後くらいなのですが自分は大体5分程でレム睡眠が始まっていました。

ナルコレプシーの治療

ナルコレプシーと診断されてから睡眠日誌を書きながら生活習慣の改善、維持に努めモディオダールという脳を活性化させる薬を朝2錠飲むことによって日中の睡眠発作は起こらなくなりました。

ナルコレプシーは未だに原因がわかっておらず未だに明らかにされていない脳の部分に原因があるのではないかと考えられています。ですので長期的に症状を抑える治療をする以外の方法はないそうです。

十代の頃の話

自分は中高時代よく居眠りをする生徒として見られていました。特に中学の頃は酷くよく職員室に呼ばれて正座をさせられながら叱られたり、授業中に欠伸や居眠りに対してものすごく怒る先生からは机を蹴られたこともありました。そういった中で次第にダメなやつだどレッテルを貼られているような気がして自分に対して劣等感を抱いていたような気がします。

ナルコレプシーに対する認識

ナルコレプシー自体は十代の頃から多少知ってはいました。ですが、ナルコレプシーの語源にもなっているように脱力発作が大きく取り上げられていることが多く、その症状がなければナルコレプシーではないのだという認識をしていました。自分は脱力発作の症状が見られないナルコレプシー2型というものらしく、こう言ったナルコレプシーに対する正しい認識がされていないため顕在しないナルコレプシー患者の人がいるのではないかと思いました。

最後に

とある書籍でナルコレプシーの睡眠発作は健常者が3日間徹夜をして数学の難問を解いている時と同じ状態という例を見ました、その例を見てそりゃ耐えられる訳ないわと自分が眠気を耐えられないことに対して納得し、またナルコレプシーの正しい認識がされていけば潜在化しているナルコレプシー患者も少しは顕在化していきその人たちの貼られているレッテルを自分で剥がせるようになれば良いなと思います。

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