2023年中日ドラゴンズ指名予想

2023年中日ドラゴンズ指名予想

セ・リーグ2年連続の最下位を記録した中日ドラゴンズ。
その理由と今後の課題を考えながら、2023年ドラフト予想をしていく。

☆チーム順位 6位
【野手編】

昨年オフに主力の京田・阿部を放出した為、今年は若手の積極起用が目立った中日ドラゴンズ。
しかし、打撃の成績一覧を見ると、どれもリーグ下位でチーム低迷ぶりがよくわかる。
ただ、若手の登用は今季のチーム成績には実を結ばなかったが、来季以降に期待大だ。
出世頭は現役ドラフトから加入の細川だ。本塁打が出にくいとされるバンテリンドームで24本塁打を放った。これは2010年和田37本、森野22本以来となる日本人20本塁打を記録した。
細川に続き、入団当初から怪我が多い石川が121試合に出場し、13本塁打を打てたことは来年に期待が持てる。
岡林も昨年に続き、最多安打争いに顔を出す程、安定している。大島の後継者として1番センターの座を不動のものにした。
龍空・ドラフト2位ルーキーの村松・同じく7位の福永が出場機会を100試合前後得ることができた。
ブライトは怪我で出遅れたのは痛いが、持ち前の強打で来年以降に外野の一角を担ってくれることを願う。
若手の活躍が目立った分、主力の高橋周(本塁打0)と怪我で離脱した木下に歯がゆさが残ったシーズンだった。
大ベテランの大島は遂に2000本安打を達成したが、130試合出場とまだまだ出続けているので、ブライト等で追いやるような活躍を見せてほしい。
ファームでは鵜飼が首位打者と出塁率、長打率で1位を記録。来年は1軍でより多くの試合に出場し、チームの打撃成績を押し上げてもらいたい。
ドラフト6位ルーキーの田中幹也は開幕前に怪我をしてしまったが、万全な体調であれば、正遊撃手は掴み取れる。期待大。
得点力を挙げれば、リーグ上位のAクラス入りが見えてくる。

【投手編】

中日ドラゴンズといえば、投手力がリーグ随一であることは今季の防御率を見ても、頷ける。しかし、与四球がリーグ最下位とリズムに乗れない試合が多かった。
エース大野が怪我で1試合の登板になってしまったのは立浪監督も誤算だったのではないだろうか。
柳(4勝11敗防御率2.44)、小笠原(7勝12敗防御率3.59)、高橋宏(7勝11敗防御率2.53)、涌井(5勝13敗防御率3.97)と主な先発陣は抑えているが、打撃陣で点数を取ってもらえず、負け越している。
高橋宏は奪三振リーグ2位と大きく飛躍を遂げた。来季以降球界を代表する右腕に君臨していくだろう。
梅津が復帰してきたこと、根尾が先発ができると示したことは来季に向けて収穫。ドラフト1位ルーキー仲地とともに先発陣を担ってもらいたい。
リリーフも清水、勝野、祖父江、藤島、マルティネス、育成1位ルーキー松山と強固な陣営になっている。
ただ、勤続疲労が心配なので、来季以降は負担を分散させる起用方法をする必要がある。

投手大国をより盤石にするような補強が求められる。

【課題点】

  1. 得点力不足を解消できるスラッガーや好打者

  2. 大野の衰えと小笠原の将来的なメジャー流出が懸念されるので、先発ができる左腕

  3. 勤続疲労が心配されるリリーフ投手の補強

  4. ショートができる即戦力野手

【指名予想】

  1. ドラフト1位には得点力不足を解消できるスラッガー・好打者を。
    渡会(ENEOS)か上田(明治大)をチョイス。細川・ブライト・鵜飼が右打者なので、左打者のスラッガー好打者をドラフト1位に指名したい。渡会の陽のエネルギーで暗い噂が多い中日の照らし、広いバンテリンドームで躍動してもらいたい。福留のようなパワーはないかもしれないが、打撃センスは引けを取らない。高卒社会人の為、大卒より1年若いのも魅力。上田は地元岡崎市出身で、日本代表の主軸バッター。

  2. 2位には先発左腕で高(大商大)か滝田(星槎道都大)を指名。

  3. 3位にはリリーフに加わることができる投手。地元の松本(名城大)、冨士(平成国際大)、木村(九州共立大)、椎葉(徳島インディゴソックス)が狙い目か。

  4. 4位に即戦力のショートを守れる辻本(仙台大)、坂下(近畿大)、相羽(ヤマハ)をチョイス。

  5. 5位に残ってる可能性は低いが佐倉(九州国際大府高)、小笠原(京都翔英高)の高校スラッガーを指名したい。

  6. 6位以降も投手を指名したい。地元の赤塚(中京学院大)、愛工大名電卒の山田(愛媛マンダリンパイレーツ)を補強したい。

【結論】
1位渡会
外れ上田
2位滝田
3位松本
4位辻本
5位佐倉
6位赤塚
以上

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