2022年ヤクルト指名予想

セ・リーグ2連覇を達成し、CSも危なげなく勝ち抜き、日本シリーズ進出を決めた、圧倒的な強さを誇るヤクルト。
その理由と今後への課題を考えながら2022年ドラフト指名予想をしていく。

チーム順位 1位
打率 3位 .250
得点 1位 619
本塁打1位 174
防御率4位 3.52
失策 3位 69
セーブ数 3位 41
HP数 1位 154

令和の三冠王となった村上の大躍進が今季のヤクルトの象徴だろう。
村上を支えた塩見、オスナ、山田、長岡は130試合以上が出場。
長岡は長年のショートの穴を埋めた活躍を見せ、ゴールデングラブも獲得の可能性があるほど、チームに貢献した。
サンタナが怪我で離脱中、山崎や丸山が出場機会に恵まれ、山崎は繋ぐ役目を全うし、丸山は優勝を決めるサヨナラタイムリーを放った。

捕手も中村を中心に、内山、古賀を使い、負担を分散させた。

投手陣は小川が8勝8敗も防御率2.82でチームで唯一規定投球回を達成。
サイスニード、原、高橋、高梨、石川が先発を担った。

そして、救援陣は清水、マクガフ、木澤、今野、田口を中心にチームを支えた。

登板過多にならないよう満遍なく投手を使うので、シーズン終盤まで余力を残しながら戦っていた。

課題点としては
第一に投手陣の層が薄いことが挙げられる。奥川が怪我で1試合のみの登板に留まったのは誤算だろう。
そして、先発の防御率はリーグワーストの3.84と村上を中心とした打線で勝ってきたチーム。

毎年期待されている2016年ドラ1寺島は遂に戦力外。
木澤が今年ブレークしたが、近年指名した投手が台頭してこないと黄金期実現は難しい。

野手陣の課題はポスト山田、ポスト村上だ。
山田が衰えてきたときに、村上がメジャーに行くときが被った場合は最悪だが、確実にどちらも起こる。
今のうちからスラッガーと呼べる高卒野手を獲得して、育てて行くべきだ。

よって黄金期到来の為、今年のドラフトでは即戦力級の投手と長打力のある野手を取る必要がある。

指名予想は次の通り

ドラフト1位は即戦力投手を予想。
筆頭は社会人No.1吉村(東芝)、曽谷(白鴎大)
吉村は10月6日のヤクルト一軍相手に3回3安打7奪三振の好投。村上、塩見、青木、山田からも三振を奪うという最高のアピールをした。
主力が実際に体験した吉村の投球はスカウトにも共有されるはずなので、1位は吉村の可能性が大きい。

曽谷もこのドラフトではNo.1左腕なので、昨年隅田(現西武)を入札したヤクルトは左腕は引き続き狙っているだろう。

外れ1位も投手で、荘司(立教大)、金村(富士大)、吉野(トヨタ)か。

特に荘司は単独指名しても良いほどで、大学代表のエースを担う実力の持ち主。
金村は楽天が単独指名を狙う為、残っていないと予想。

ドラフト2位でも即戦力級の投手を指名したい。報道にもあったように仲地(沖縄大)が有力。もしくは仲地が既に指名されていた場合、才木(大経大)、渡辺(九州産業大)の可能性もある。

ドラフト3位では右のスラッガー高校生野手を指名。井坪(関東第一)、海老根(大阪桐蔭)、伊藤(東北)らが候補。

ドラフト4位には打力のある大卒野手を補充したい。杉澤(東北福祉大)、上崎(東日本国際大)

ドラフト5位に村上弟の村上慶太を指名。

ドラフトでの予想
1位吉村
2位仲地
3位井坪
4位杉澤
5位村上慶

個人的には1位に内藤(日本航空石川)を指名し、次世代4番を狙いたいと思うが、投手の補強を優先した方が現実的。

以上

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