見出し画像

「障害者」という名の呪縛

 巷で見かける「障がい者」「障碍者」と言う文字。
私にとっては「障」という字がある限りネガティブな印象は変わらない。
それは「障」がマイナスな意味合いとなっているからだ。一例では初詣で引くおみくじ、「さわりあり」という文字がある。これは「障りあり」を読みやすくしたものだろうが、どうしてもネガティブな印象は払拭出来ない。「しょうがい者」だとしてもだ。

 では、何故「障害者」という文字が存在するのか?何に対しての障害なのか?これについて、疑問に思った事はあるのだろうか?

「障害者」という文字が使われているのは、未だに「現代文明が未熟」だという現状があるからだと思う。
日本国内の聴覚障害者の場合、未だにテレビや邦画などの全てに字幕が付かない、多人数での会話が出来ないなど、環境や整備が追いついていない場面がある。

「障害者とは社会に対して障害をもたらす者」と、無意識にそう考えてさせてしまっている風潮や現状が続く限り、「障害者」という文字は無くならないだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?