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聴覚障害者の未来のコミュニケーション

 聴覚障害者である私が思い描く未来のコミュニケーション方法は、

 『相手の言っている事が解る』+『自分の声が伝わる』+『知識』をテクノロジーで代用すること。


 『相手の言っている事が解る』の最終目標は、電話やラジオのように姿が見えなくても言っていることが解ったり、居酒屋など不特定多数の声の中で聞きたい声を聞くところでしょうか。

上記の電話やラジオは音声をテキストに変換すれば何とかなりそうです。居酒屋の場合、多人数で隣の隣の席など隣の人が死角になってわからなかったり、他のグループがうるさくて聞こえなかったりとハードルが高くなります。


 『自分の声が伝わる』の最終目標は、間違いなく『違和感なく伝えられる』でしょう。聴覚障害者である自分の声がどんな声なのか自分では解らない。変な声だったり誤解されてしまったりでトラブルが起きてしまう時がある。

また、いくら違和感なく話せたとしても『相手の言っている事が解る』事が出来なければ、喋れるから聞こえる(言っている事が解る)はずだと誤解されてしまう。そういうのもあり、あえて喋らないようにしている方がいる。これをテクノロジーでやる場合、人口音声になるのかなと思います。


 最後の『知識』は、社会の常識やローカルルール、暗黙の了解などです。知っておくことでトラブルを未然に防ぐ時が増えます。先程挙げた『相手の言っている事が解る』が難しくても、「こういうことを言っているのかな?」と予測できる時があります。これをテクノロジーでやるなら、AIによる補助でしょうか。


 最後に今、一番大切なのは『知識』。情報を得たり、自分の知識や知恵を磨く事だと私は思うのです。


※自身のAmebaブログで2021/2/9に投稿。

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