2022ドライバー10選①
ガルフ12Hとストックカーブラジル最終戦で
モタスポもいったん落ち着いたので2022シーズン振り返り企画やります。
今回は2022に私的に特に印象に残ったドライバーを10人選出してみました。
いろんなカテゴリーを取り上げたいので選出は
1つのカテゴリーから1人まで。
ランキング形式ではないので選出した10人に優劣はつけないものとします。
まずは前半、5人選出しました。
ではよろしければお付き合いください。
マックス・フェルスタッペン
![画像](https://assets.st-note.com/img/1671359372611-8n2WYfKxKK.jpg?width=1200)
マシンが刷新され新時代を迎えた今年のF1は
マックスが圧倒的強さを見せましたね。
現状は新規定の最適解ともいえるRB18とのコンビネーションは
特にシーズンが進むにつれ支配的な強さを見せ
年間最多勝を更新する15勝を記録。
しかしシーズン序盤はフェラーリのほうが優勢かという状況、
トラブルにも苦しめられましたが冷静さを失わずに戦っていましたね。
ルクレールとDRSを譲り合うといった頭脳戦を制したサウジの勝利は見事でした。
そこから去年の激戦を制してチャンピオンになったことにより、
精神的に強くなった印象を受けました。
アツくなるとちょっと行き過ぎてしまうところもありましたが
そういう所も殆ど見られなくなりましたね。
来年のF1もマックスを中心に進むでしょうが、
ルクレールやハミルトンといったライバル達は
なんとしても止めたいでしょう。
より激しい闘いを期待したいですね。
カッレ・ロバンペラ
![画像](https://assets.st-note.com/img/1671362421325-hPS3K3zhbO.jpg?width=1200)
こちらも新時代を迎えたWRC、正直カッレがここまでシーズンを
支配することになるとは思っていませんでした。
不調に陥ってしまったエヴァンスに代わってトヨタのエースとして
チームを引っ張りましたね。
爆発的速さにはさらに磨きがかかりポイントリーダーは初日1番手
出走を強いられ不利なはずのグラベルでも遅れを取り戻して勝ったり、
パワーステージは半数以上の7つでトップタイムを記録
まだ22歳…今後もっと強くなってオジェやローブに匹敵する存在
となっていくのは間違いないでしょう。
ドリフトを愛し、積極的に楽しんでいるそうで
それが卓越したマシンコントロールに繋がってるのかなと思います。
雨のエストニアのパワーステージの圧巻の走りはそれを感じさせましたね。
野尻智紀
![画像](https://assets.st-note.com/img/1671373865319-Phhpl1HyQC.jpg?width=1200)
去年圧倒的な強さでSFを支配した野尻、今年も王者の貫禄十分に
連覇を達成しました。SFのようなマシン間の差があまりない競争の
激しいシリーズで2年連続圧倒するのはものすごいことです。
特筆すべきは予選での速さ。
6度のPPを獲得し、年間平均グリッドが2.2という驚愕の数値となってます。
さらに全戦4位以内に必ず入るといった決勝の安定感も申し分なし。
野尻はセットアップ能力がとても高いようで
どんなコンディションでもすぐマシンを合わせられるのが
この競争の激しいシリーズで大きなアドバンテージと
なってるのでしょうか。
来年もこのままの強さを維持し3連覇を成し遂げられるでしょうか。
さらに今年は1勝はしたもののいまいちだったGT500でも
上の記事のように大湯と組むことが決定したので
そちらもとても楽しみです。
シェーン・ヴァン・ギスヴァーゲン
![画像](https://assets.st-note.com/img/1671372458743-xDfpAtUWlA.jpg?width=1200)
インディでのマクローリンの活躍やアロンソやペレスが乗ったことなどで
注目を浴びている豪州の伝統ハコレース、レプコスーパーカーズ
マリーナベイでF1と併催でやることを検討してるとの
話も最近ありましたよね。
現在シリーズの中心にいるのが今年自身3度目のスーパーカーズ
タイトルを獲得し、2度目のバサースト1000優勝を記録した
シェーン・ヴァン・ギスヴァーゲンです。
どんな戦略でも最終的には勝っているといった印象で、
とくにタイヤ交換を遅らせて追い上げるストラテジーを取ったときの
走りは圧巻。鬼気迫る勢いでライバルに追いつき仕留め
レーストラックを沸かせます。
オーバーテイク時もすごいブレーキングを見せたりと
バトルの上手さもピカイチです。
無人バーンナウトでも話題になりましたよね。
バトルでもパフォーマンスでも魅せるエンターティナーです
GT3でも速く、ドリフトもこなしていてなんでも乗るタイプの
オールラウンダーでもあり、今年はル・マンとラリーにも挑戦。
ラリー2でスポット参戦したラリーNZでは挑戦を始めて
日が浅いにも関わらず3位に入るといった快挙を成し遂げています。
今年も数々のバトルで沸かせてきたSVGですが
とくにすごかったのが最後となった母国プケコヘでの
キャムウォ―タースとの激戦でしょうか。
来年はGen3マシンが登場し、新時代を迎える豪州を象徴するハコシリーズ。
いまからとても楽しみです。
ヨハン・クリストファーソン
![画像](https://assets.st-note.com/img/1671374598167-DMZMEY8YHh.jpg?width=1200)
トップカテゴリ―のRXスーパーカーが電動化し、新時代を迎えたWRX、
しかし王者クリストファーソンを強さは揺るぎないものでした。
逃したのは2戦のみでそれ以外はすべて優勝という
圧倒的強さで5回目のタイトルを手に入れました。
クリストファーソンの強さは圧倒的なスピードもですが
モタスポの中でも屈指の激しい押し合いとなる先陣争いを
しっかり切り抜けてくる見切りの良さもだと思います。
そこで弾き出されて遅れるようなことはあまりないかなと
ラリークロスはせっかくファイナルまで進んでも
1レースが短いので1つの小さなミスが致命傷になります。
そんなカテゴリーでこの勝率はとんでもないと思いますね。
もう一つの参戦カテゴリー、連覇がかかっていたエクストリームEでも
強さを見せましたが残念ながら最終戦、ファイナル進出を逃してしまい
連覇はなりませんでした。
しかし、開幕戦でのとんでもない突っ込みによるオーバーテイクは
シビれましたね!
さて、5人を選出したところで次回に続きます。
今回挙げた5人は今年それぞれのカテゴリーを
支配していたと言ってもいい5人ですけど
内4人がレッドブル系のドライバーなんですよね。
このブランドの凄さがわかります。
今年、レッドブル創立者のマテシッツ氏がこの世を去ってしまいました。
多大なるモタスポへの貢献に感謝し、
マテシッツ氏を偲んで一旦区切りたいと思います。
R.I.P Dietrich Mateschitz
![画像](https://assets.st-note.com/img/1671867224082-ShiaHkPAJn.jpg?width=1200)
後半も宜しければお付き合いください。