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【コラム】海外にもある’こどもの日’

保育園栄養士のとろみです。

5月5日はこどもの日。国が定めた法律にもしっかり記載されています。

第二条 「国民の祝日」を次のように定める。

こどもの日 5月5日
子供の人格を重んじ、子供の幸福を図るとともに、母に感謝する

国民の祝日に関する法律
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html

実は、海外にも「こどもの日」があります。
国によって日付や行事の意味合い、過ごし方が大きく異なります。

海外との文化の違いに触れるきっかけになれば嬉しいです。

昨日公開したつくりおきメニューに魚のかつお・ぶりを入れています。「勝つ男」という意味で縁起のよいカツオは、こどもの日に人気の食べ物です。
ぶりは、出世魚なのでお祝いのメニューとして好まれています。

たけのこは竹のようにまっすぐに元気に育ってほしい!という願いを込めた食材として重宝されています。



海外のこどもの日はいつ?

4月23日は韓国とトルコのこどもの日

韓国のこどもの日に食べる料理といえば、車輪の型押しをした餅(スリトッ)

トルコ建国の父、アタチュルクが制定した休日で、学校や大きなスタジアムでは子供たちが発表会をする。毎年恒例で海外からもたくさんの子供たちが参加する盛大なイベントです。


6月1日は「国際こどもの日(International Children’s Day)」

1925年にジュネーブで開催された「子どもの福祉世界会議」によって制定されました。当時共産圏だった国(中国・モンゴル・ベトナム・ロシア・ポーランド・キューバなど)を中心に採用され、現在でも世界における約2割の国や地域でこの日を「こどもの日」としています。


11月14日はインドのこどもの日

子供好きだったといわれるジャワハルラル・ネル初代首相の誕生日を記念して制定されたそうです。


11月20日は「世界子どもの日(World Children’s Day)」

1954年、世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として、国連によって制定されました。 毎年の11月20日には、子どもの権利の認識向上と子どもの福祉の向上を目的として、世界中で子どもたちが主体となって参加する催しが行われています。


アメリカ、イギリス、フランスにこどもの日はありません。(意外)


   

こどもの日の昔からある行事

こいのぼりをあげる

江戸時代から始まった子供たちの健やかな成長を願ってあげられる風習です。もともと武士が玄関に幟や旗指物を飾っていたことから始まったようです。


五月人形を飾る

子供たちのたくましい成長を願って飾ります。兜や鎧は子供たちを災いから守ってくれますようにとの願いが込められています。


菖蒲湯に入る

男子の身を守って健康に成長するように願ったものです。
菖蒲やよもぎが邪気払うとされ、菖蒲酒を飲んだり、菖蒲湯につかって邪気祓いをしていました。


柏餅を食べる

柏の葉でお餅を包んだのが柏餅ですが、柏の葉は新しい芽が出るまで落ちないと言うところから「子孫繁栄」の意味があると言われています。


ちまき

童謡「背くらべ」の歌の中で
「柱の傷は一昨年の5月5日の背くらべ、ちまき食べ食べ兄さんが〜♪」
と歌詞にもあるように食べられていた、ちまきは、もち米などで作ったおもちを笹の葉で包み蒸し揚げたものです。ちまきを食べる習慣は中国から奈良時代に、奈良から関西、近畿を中心に西日本一帯に広がります。関東ではちまきではなく柏餅を食べる風習があります。


いかがでしたでしょうか?
地域、国によって風習や祝い方など様々な違いがあって興味深いですね。
子どもの健やかな成長を願う気持ちは「万国共通」。こころがほっこりします。

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