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【とろ日記】#020_アニメ『天元突破グレンラガン』

✴全体感想

 ずっと見たかったアニメ『天元突破グレンラガン』がアマプラ対象に追加されたので、少しずつ見ていた。『キルラキル』でトリガーのアニメに出会って、「このアニメはなんだ!?」と衝撃を受けたのが懐かしい。かわいい絵柄とハイテンション!独特な世界観と台詞の言い回し!それが印象的だった。
 結論、『天元突破グレンラガン』もとっても面白かった!「ドリル」という独特な要素と、敵を含めたポップなキャラデザ、テンポの良い決めゼリフなどなど随所に圧倒的な個性があふれていて、これはロボットアニメの中でも特別な位置にいるだろうなあという気がした。
 キャラクターは、支配者を倒したあとの時代にいまいち順応しきれていない切なさとかたまらなさも含めて大人シモンが一番好きでした。一番可愛くてキュン!!としたのはニアちゃん。

✴脚本家・中島かずきさんのインタビュー記事から

 私はアニメ制作のドキュメンタリーだとかインタビューもとても好きで、今回もいろいろ探していたら脚本の中島かずきさんのインタビュー記事にたどり着いた。アニメ鑑賞後の余韻をさらに楽しませてくれるような内容だったので、制作者側のエピソードとかが好きな人にはぜひ読んでほしい。

話を聞くと「二世代の話をやりたいんだ」と。「初めは城を攻撃していた側の人間が、その後、城を守る話がやりたい」と言うわけです。

中島かずき③ 脚本家としてのターニングポイント『天元突破グレンラガン』

 上で引用した通り、アニメのストーリーは前半と後半に分かれている。ざっくりいうと、前半は主人公であるカミナとシモン、その仲間たちが世界の支配者を倒すまで。後半は支配者を倒したあとに新たに国を作ってから。私はアニメを見る前は、前半部分のみの作品(つまり少年が成長して敵を倒して平和を手に入れるまでの話)だと思っていたので、後半部分が始まってかなり驚いた。この引用部分を読むと、むしろその転換が書きたいことだったのか~、ということが分かり目からウロコだった。

もともと『グレンラガン』のターゲットが中学生だと聞いたときに「可能性の地獄」みたいな話をやろうと思っていたんです。それが第26話の多元宇宙ネタに結びついて、うまく歯車がかみ合った。カミナの「『もし』とか『たら』とか『れば』とか、そんな思いに惑わされるな。自分が選んだひとつのことが、お前の宇宙の真実だ」。あのセリフが書けたのは、よかったなと思います。

中島かずき③ 脚本家としてのターニングポイント『天元突破グレンラガン』

 カミナには名ゼリフがたくさんあったが、この第26話のセリフもすごく良かった。全体として、様々な場面で立ちはだかる困難に対して何をするかを「選ん」で、そして「信じる」ことこそが自分を支えて導いてくれる、というメッセージだったのかな、と思った。

✴しょこたんのOP曲も

 言わずもがなだけど、しょこたんが歌うOP曲もめっちゃ良かったなあ。あれがクライマックスに流れたら盛り上がらざるを得ないよね……。OPのアニメーションもとっても良くて、特に後半の成長後シモン&ニアの2人で並んでいるところが曲の爽やかさに合っていてとても好き。

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