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石について [17/30]

昔から石が好きだ。


記憶を辿ると小学校低学年の頃にはもう石を好いていた。


河原で丸い石を物色し、その中でも機械で削られたかのように丸いものを見つけては家に持ち帰ったりした。


小学校中学年の時の夢は、登山しながら石を収集し文書にまとめる研究者になることだった。


おじゃる丸のカズマが石を愛でているように、小学生の趣味として石拾いは割とメジャーなのではと思う。


だが、月日が流れても私は石に魅せられ続けた。


大学の時に訪れたある島では、かなり特殊な石がゴロゴロ転がっていたので、手持ちのカバンが破けんばかりに詰め込んで、重い重いと言いながら帰った記憶がある。


一緒に行った友達もやめておけと諭していたが聞かなかった。



社会人になってから石拾いを目的に、会社の同僚と河川敷を歩いたことがあった。


3人で訪れ、それぞれが思い思いの石を拾い集めた。


集め終わると私だけビニール袋二つ分くらいになっていて、本当に持って帰るのか?とまた諭されたが聞かなかった。



石の魅力というのはどこにあるのだろう。


重さ

硬さ

模様


時々キラッと輝くのも良い。

大きかったり、小さかったりするところも良い。


考えているだけでなんだかうっとりしてきた。


石関連で今1番気になっているのは「石ぬい」という石のぬいぐるみである。作家さんが手作業で使っており、つぶらな瞳がついている。

石なのに柔らかいなんて反則である。

今まで固い石しか買ったことがないので柔軟なものもコレクションに加えたいものだ。


編集者のコメント


河原で拾ったきたやつはまだビニール袋に入ってます

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