見出し画像

一軒目ポケカができるまで(第1話)

1. 挨拶

はじめまして。

トリバーという名前でポケモンカードゲームで遊ぶ社会人です。

ポケモンカードゲームにはイベントオーガナイザー制度というものがあり、資格を所有していればカード事務局公認のイベントを開くことができます。私は2017年9月にこのイベントオーガナイザーの資格を取得し、2018年12月より仲間とともに「一軒目ポケカ」というイベントを開始しました。

一軒目ポケカとは・・・東京のカードショップ、バトロコ高田馬場にて行われるポケモンカード公認自主イベント。社会人ポケモンカードプレイヤー向けに平日夜のカジュアルな対戦会として2017年12月より開始し、2018年12月までに計23回開催。累計参加者数は1000名を突破。いつもお越しいただきありがとうございます。イベント内容について詳しくはポケカ茶屋ウェブサイトをご覧ください。

さて、この一軒目ポケカを始めて1年が経ち、ようやく軌道に乗ったかなというところですが、イベントを始めるに至った経緯や、イベントを毎月継続させることを意識して行った施策などをつらつらと何回かに分けてお話しさせていただきたいと思います。これからイベントを開催しようと考えている方に少しでも参考になれば幸いです。時系列に沿って少しずつ書いていきます。

今回はイベントコンセプトを決定するまでの経緯について書かせていただきます。

2. コンセプト決定までの経緯

まず、イベントを始めるにあたり特に意識したことは

① 需要があること
② 負担が少ないこと
③ 続けられること

の3つでした。

「①需要があること」
については、需要がなければそもそもイベントとして成り立たないので当たり前ではあるのですが、もう少し踏み込んで、足りてないイベントは何か・必要とされているイベントは何かというあたりまで考えるように意識しました。

「足りていないもの」で私が考えたのは、ポケモンカードを楽しむ人は潜在的にたくさんいるのに交流の場が無いのではということでした。

もちろんカードショップで行われるジムバトルや、休日の自主イベントでプレイヤー同士の交流は行われているのはわかっております。ただ、もっと広い視野で見ると、ポケモンカードは友達と遊ぶ程度でショップの大会はタイミングが合わなかったり、雰囲気が怖くて行けず参加しないという『潜在的プレイヤー』が一定数存在していることが事実としてありました。

そこでポケモンカードの熟練度に関係なく対戦をカジュアルに楽しめる場が必要と考えました。

(カジュアルに楽しめるイベントとしてはサン&ムーンシリーズ開始当初はカードショップでジムバトルとは別に「ナイトバトル」「サンデーバトル」というものも存在していました。対戦形式をフリーバトルと銘打って開催されていましたが、運営方法は各店舗のスタッフに任されておりジムバトルとの差別化が難しかったためか、やがてなくなってしまいました。)

他のオーガナイザーの方々による公認自主イベントはカジュアルに遊ぶことを意識したものも多く開催されていましたが、ほとんどが週末に行われていたため、平日にカジュアルに遊べるイベントは当初ほとんどなかったのではないかと思います。そのような経緯から平日に開催するイベントは絶対に需要があると考えてあれやこれや画策しました。

こういう経緯があり需要のあるイベントの結論として私が考えたのは「平日のカジュアルな対戦会」でした。

「② 負担が少ないこと」
については、平日にやるイベントという都合上、次の日仕事の人が多いので、運営・参加者ともに疲れ果てないようにしたいという思いがありました。

当初は1人で運営することを考えていて単純に疲れるのは嫌だなというのがあったのですが、ここは運営を4人で行うことに決まってからも他の運営の3人にも確認して、無理はしないという前提を何度も共有しました。(価値観が近い4人が集まって幸いでした。)

また、イベントを実際にやってみないとどれだけの負担がかかるかわからない部分も多かったので、イベント開始当初はトライ&エラーを繰り返し、運営方法は少しずつ軌道修正していきました。このことについてはまた別の時に書ければと思います。

③続けられること
イベントを運営するにあたり、継続して何回も行うことで意味が生まれるものにしたいという気持ちがありました。これは、続けていけばやがて社会人サークル的な繋がりが生まれるだろうという主に自分のメリットとしての希望でした。また、続けていければ今まで会うことのなかった参加者同士の繋がりもやがて強くなって、ポケモンカード界ももっと面白くなるだろうなという期待もちょっとだけありました。

単発で終わらないようなイベントとするためには前述の「① 需要があること」と「② 負担が少ないこと」は必要不可欠な項目でした。今回3つに分けて書いておりますが、実際にはこれらの3項目は結びつきが強いので切り分けできない部分もあります。

続けるためには、このほかにも事故など大きな問題を起こさないこと、参加者間でのトラブルを起こさないように気をつけること、などいろいろありますが..書ききれなくなってしまうのでこの辺にしておきます。

3.まとめ

そんなこんなで
① 需要のあると思われる平日のカジュアルな②運営・参加者が無理をしない③継続的に行うイベントを開催しよう!

と考えるようになりました。かなり曖昧なコンセプトで今の一軒目ポケカはこれに他の3人のいろんなアイディアを盛り込んだり削ぎ落としたりしてます。このように考えるようになったのはイベントオーガナイザーの資格を取る直前頃だったと思います。

この時点では1人で運営することを想定していたため、イベントの規模としては10人以下のかなり小さいものを想定していました。大それた書き方をしてしまいましたが、小規模でやるのなら参加者も固定される可能性も高いので、平日夜にやる仲間内の小さな対戦会みたいな軽いノリでイベントを考えていました。いろんなことがあってその思惑は良くも悪くも外れることになるのですが...次回この辺りを詳しく書きます。

今回は以上です。
次回は資格を取ってからの仲間集め・会場決定・イベント開催に漕ぎ着けるまでの経緯を書ければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?