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【取り急ぎ】明日の現代政治入門について

Twitterで泣き言を言っていたら親切な通りすがりさんから去年の同担任の過去問を提供いただいたので以下に記述します(画像そのままは問題があるので)

第一問(計50点)
単語について語意と政治学上の意義を140字で説明
(1)闘技民主主義
(2)凍結仮説
(3)「歴史の終わり(The End of History)」
(4)くじ引き投票制
(5)投票コスト

第二問(50点)
以下のニュースを読んで問題に答えよ

 任期中に結婚・妊娠・出産を経験されました。なにかいやな思いをされたことはありますか?

 国会では、予算委員会に所属していました。妊娠を報告し、「復帰後も同じ委員会を続けたい」と党幹部に言うと、「ずっと休んでてもらっていいから」と言われました。国会運営上のことでもあり、私の希望は通らないのかもしれませんが、その返答には傷つきました。

 一般企業でも、出産による「キャリアの断絶」が問題になっていますが、永田町でも少なからず存在することを痛感しました。

 さらに、地元の議員に妊娠を報告すると「次の選挙厳しくなるなあ。3千票は減るなあ」と。女性議員をアイドルのようにたとえられたこともありました。

 ほかにも、「出産のタイミングも分からない議員を地元から出して申し訳ありません」と有権者の前で発言した議員もいました。

 一方で理解をきちんと示してくれた方々も多くいらしたので、逆にこのような声は目立ちました。

朝日新聞デジタル記事より 無料部分のみ
https://www.asahi.com/articles/ASQ6Q451NQ6PUTIL04Q.html

①なぜこの問題が政治上の問題となるか
②この問題は合理的選択論からはどのように解釈できるか、政党と議員双方の立場から述べよ。必要であれば利得表を用いよ。
③上記で示した解釈は、合理的選択論でない立場からはどのように批判されうるか。

第三問(50点)
以下は100年前の政治学講義の目次である。
現代政治学の観点から見てなにが異なり、その背景には何があったか批評せよ。

第一編
 第一章 政治学の定義
 第二章 国家
 第三章 国民
 第四章 政治
 第五章 政治心理
 第六章 国際関係(平和及び戦争)
 第七章 階級闘争
第二編 国土
第三編 人民
 第一章 人類の集団
 第二章 人権 
 第三章 人口の増減
 第四章 人口の分配
 第五章 植民及び移民
第四編 統治組織
 第一章 統治権及び統治機関
 第二章 国家元首
 第三章 国家最高機関
  一 内閣制
  二 枢密院
  三 内大臣府
 第四章 行政
 第五章 司法
 第六章 司法
 第七章 政党及び興論

稲田周之介『政治学講義』(1920年)

合計で150点分。今年も講師が事前に言っていた通りですね。
色々言いたいことはありますが、取り急ぎ。


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