2020 1月(7)ファイナンス、企業価値の高め方

・グロービス学び放題をやっている

財務、ファイナンスの勉強をしたくて登録してみたのだが、今まで使った教材の中で一番わかりやすい。短い動画に分かれているので、モチベーションが続くし、スキマ時間にできていい。

特にファイナンス=どうやって企業価値を高めるか=どう株主に判断してもらえるか


キーワード

企業価値を求める

・金銭の時間的価値

現在の金銭価値は未来の金銭価値と異なる(景気や為替の影響などを除けば、現在の方が高い)

なぜなら、資産運用をしたら増えていると仮定されるから。

ex. 1000万円投資したら10年間110万円返ってきます
仮に110万×10年返っても、もしかしたら普通に1000万運用していた方が価値が高いかもしれない

・フリーキャッシュフロー

事業から生まれる余剰キャッシュ

株主・債権者はここを見る、なぜなら借り手に還元できる資産だから
フリーは借り手にとって

フリーキャッシュフローは、営業利益が伸びていたとしても、投資によって+ーが頻繁に変わって安定しない

・DCF法(Discounted Cash Flow)

将来的なキャッシュフローと金銭の時間的価値を踏まえて、現在の企業価値を推定する

企業の買収の金額推定などにも使われる

NPV法 金銭の時間的価値も踏まえて考えた将来のキャッシュフローが、投資額を上回るか(金額ベース)

IRR法 金銭の時間的価値も踏まえて考えたとき、将来の利回りはどのくらいになるか(収益率ベース)


企業の目標は投資家たちにどう決められるか

・WACC法(Weighted Average Cost of Capital)

債権者資本と株主資本の割合を考えて、どのくらいの利益収益率が見込まれているかの値を加重平均で出す

借金の返済(小)と、株の投資の期待するリターン(大)は違う
両方を踏まえた目標となり、企業はこの値以上を目指す

・(追記)APV法(Adjusted Present Value)

WACC法とは異なる計算方法

有利子負債(借金)と株主資本を別で考えて出す

WACC法より、企業の資本構成の変化にも対応できる

・CAPM(Capital Asset Pricing Model)

投資家が期待する収益は何%なのかを推定する

投資家の期待に答えるためには、企業はこの値以上を目指す

マーケット・ポートフォリオ(全市場全体)の率や、割引率(企業のリスクから考えたもの)などを踏まえて計算される


・節税効果

ただの節約ではない!立派なファイナンス戦略

借金を増やすことで、税金の取られるタイミングを変え、投資家+債権者の合計返済キャッシュを増やす

つまり借金(適度な)をすれば、企業価値が高まるというもの
さらに、同じ規模の無借金の企業よりも税金の関係で企業価値が高くなることになる
(借金したら、してない会社より企業価値が高くなるって変なの、、)

これにより投資家は、借金して投資しろ!(企業価値高めろ)って会社に要求してくる



勉強してみると、世の中の株式会社(自社資本以外)って、みんな資本家のために働いているみたいなもんだな、、って改めて実感。



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