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パレットクラブ絵本コースはじめました 第2回 絵本作家 三浦太郎さん

前回内心ボロボロだったtorisunです。前回の様子はこちら。

へこたれずに前回の指摘を生かして今回の課題に取り組むぞ!

今回の課題は
「キャラクター自画像」
・絵本の主人公に見立てた自画像
・動物でも植物でもなんでもOK
・サイズはA4。自分の好きな画材で自由に
※あれば作品ファイルや絵本のダミーも

キャラクター自画像って・・・?

まずは案出し。torisunのロゴが鳥(ひよこ)なのでひよこでラフを何枚か描いた。
歩いているひよこ、鏡の中にいるようなひよこ、うーん誰だかわからない。
絵本の1ページのように描いてみた。自分の子どものおもちゃ箱から飛び出すひよこ。
前回言われた絵本のワクワク感じない・・・

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もう一度前回言われたこと振り返ってみよう。
・子どもが見てワクワクできるか?
・私の自画像ということが伝わるか(変なデフォルメしていないか?)

『私』はどんな人間なのか、なんでもいいから書き出してみた。
今の私というよりはワクワクしていた頃の自分、『子供の頃の自分』はどんなだったかな?
草花、田んぼ、山、瓦、畳、畦道、自転車、きつね、色鉛筆、犬、雀、末っ子、縁側、土の匂い…
なんだかワクワクしてきた。
末っ子だったからか自分の部屋がなくて、突き当たりに学習机が置かれた縁側が私の部屋だった。兄姉の影響でテレビゲームやアニメが好きで、その世界観やコンパクトが1つあれば縁側に置かれた学習机からどこへでも行けた。古臭い日本家屋だったから家の場所を知られるのが恥ずかしく、同級生の綺麗な家にも憧れてたけど、涼しい風が吹き抜けるこの部屋はなんだかんだで居心地が良かった。

自分の記憶を頼りにラフがシャシャッと描けた。これなら最後まで楽しく描けそう。

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絵本作家の三浦太郎さん

今回の講師は、小さなお子さんのいるご家庭なら一度は目にしたことがあるであろう「くっついた」や「ちいさなおうさま」で有名な絵本作家、三浦太郎さん。我が家も「バスがきました」「おはなをどうぞ」「おしり」などなどたくさんお世話になりました。地元が近いねと言われ、後で調べたら確かに近かった。笑 すごい親近感。

ボローニャ国際絵本原画展?

まだコース始まったばかりということで自己紹介も兼ねて順に課題を発表。
初めに三浦さんから自己紹介。元々イラストレーターだけどボローニャ国際絵本原画展の入選がきっかけで絵本作家になった。
ボローニャ?原画展?
名前はなんとなく知ってるけど、恥ずかしながら詳しくは知らない。気になって調べたこともあったけど、英語だらけですぐ閉じた気がする。

ボローニャ展について詳しくはこちら《板橋区立美術館さんのページ》
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000589/index.html

5枚の原画で審査、入選すると編集者さんの目に止まるチャンス!絵本コースが始まって間もないこの時期にあえて講義をしているのは『是非ボローニャ展に応募してみて!』と伝えたかったからだそう。

なので今回の課題の講評は、実際に審査員もつとめたことのある三浦さんのボローニャ展アドバイスもいただきながら進んだ。ボローニャアドバイスのまとめは最後に。

私のキャラクター自画像

torisunが実際に描いたのがこちら(使用画材:水彩色鉛筆だけど水で溶かさず)

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・雰囲気が伝わる、しっかり描き込まれている
・このタッチや見せ方を生かしたお仕事、児童画とか良さそう
(はい!児童画の仕事欲しいです!)
・ボローニャでアジアの懐かしいタッチは喜ばれそう

前回の土井さんの回で『絵は時間をかけて描くもの』と聞いて(最近、慌てて描いてることが多いな…)と思い、納得いくまで見直し描き込んだので今回のお言葉は嬉しい〜!

絵本のダミーや作品ファイルでは
・白バックの方が映えるね
・カット絵の方が向いてるね
確かに背景まで描き込むと埋もれてパッとしないことが多い。
『絵をリース状に配置してみたら?』というアドバイスを同じ画材を使用していた別の受講生にしていたけど、私リース状よく描いてたな。間違ってなかったのかも…

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↑は2年以上前にオリジナルのカレンダー用に描いたもの。でもまだまだ見せ方を研究する価値はありそう。

ちなみに絵本のダミーで見せたのはこちら。

ボローニャ展についてまとめ

・絵本1冊分描かれてなくても良い。5枚の原画で応募できる。
・審査員は5人。1人でも手をあげてくれる審査員がいれば1次通過できる。
・1回ダメでも諦めない。審査員は毎年変わる。年によって好みも変わる。
・入選すると編集者さんの目に止まるチャンス!

三浦さんはオンライン参加の画面越しでも伝わる絵本の印象そのままな感じのお方でした。パレットクラブ現地で受講している人数も今回少なめだったこともあり、終始和気あいあいとした講義で羨ましかったです。(お金と時間に余裕があったら毎週現地に行きたい…泣)

夢があって励まされる回でした。前回から今回の課題のおかげで今までと違う表現もできたんじゃないかな!?

ボローニャに向けて5つの連作、仕上げていくぞー!

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