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パレットクラブ絵本コースはじめました 第1回 絵本編集者 土井章史さん

torisunことサカグチジュンコです。ほっこりイラストを描いて活動しているイラストレーター。2児の母です。


この度パレットクラブの絵本コース24期生としてスクールに通うことにしました。
文章力が無いのでかなりお見苦しいnoteかと思いますが、忘れないためにも毎回残していきます。

どうしてパレットクラブに入ったのか?

実はMOEの絵本創作コンクールに2018年から3度応募しているけど箸にも棒にもかからない。そもそも最終選考まで残らない作品は講評すらしてもらえないので何がダメだったのかもわからない。絵本ってどうやって作ればいいんだろう・・・と行き詰まっている時に知ったのがパレットクラブの絵本コース。


柔らかいタッチが好きでフォローさせていただいてる絵本作家のえがしらみちこ先生のInstagramで、パレットクラブスクールの講師を担当させていただくことになりましたの投稿になんと『オンライン受講も可能』の文字!

イラストや絵本の塾って聞くと「どうせ東京まで行かなきゃダメなんでしょ、子持ちの私に毎週上京するなんで無理じゃん・・・」と思っていたところにオンライン可!?本当に!?何十回も見直して恐る恐るパレットクラブに問い合わせてみることに。すると本当にオンラインでの受講も可能だということで、プロの絵本作家や編集者さんに見てもらえる教えてもらえるならば是非!と早速入会を決めました。ステップアップするぞー!

第1回目 土井章史先生

初回の講師は絵本専門店「トムズボックス」の代表であり絵本編集者の土井章史先生。

まずは絵本はどういうものなのか、実際の絵本を交えながらの講義です。

絵本は2種類
『作家性の強い絵本』と『子どものエンターテイメントとしての絵本』がある。

今、土井先生が求めているものは『子どものエンターテイメントとしての絵本』。
そして子どもが選ぶ絵本は『この絵が好き』ではなくて『面白いか面白くないか』。

大人の笑いはギャグや経験値の共有で笑う。
でも子どもの笑いはユーモア。子どもが笑ってくれる→かわいい→育てたいのサイクル。その笑い(ユーモア)に絵本で応える。

0〜2歳の赤ちゃん絵本、2〜3歳の幼児絵本・・・リズムやうごき
4〜6歳向けのストーリー絵本・・・ワクワク、ドキドキ、感情移入できるようになる

初めて絵を見てもらう

そして後半は希望者のみですが絵を1枚見てもらうという講評へ。
・絵本の絵はお話の絵。手法が先に出ちゃうとだめ。
・面白いお話を考える。そこに絵が引っ張られる。
なるほどなるほど〜…と進んでとうとう私の番へ。

雨降りゾウさん(2020年にMOE創作コンクールに応募したもの)の1ページ目を見ていただきました。実際の絵がこちら

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ご指摘いただいたのは…
・ゾウのデフォルメが良くない。現実をぬいぐるみにするデフォルメはありだけど、これはぬいぐるみのデフォルメ。4〜6歳は現実がお話の世界。
・ファンシーすぎる。固定観念や先入観が強いかも。リアルを残した方がいい。
・たくさん絵を描いているだろうけど癖がつきすぎてる。一度削ぎ落として欲しい。

自己紹介もしてない初対面の占い師さんに次々と言い当てられて『なんで知ってるんですか?』状態…。実はこのゾウさんはキャラクターが先で後にお話を考えたもの。この絵本の前に2作描いたけど結果が振るわなかったので、自分でイラストを描いてグッズ展開しているキャラクターの中から選んで絵本にしたのがこのゾウさん。

前半の土井先生の絵本話を聞いてから改めてこの絵を見ると、確かに面白くない。泣
(散々落としてますがminneでこちらの絵本絶賛販売中です!)


好きな絵本って?

思い返すと私は子供の頃、絵本のこれがとっても大好きだったという記憶がない。恥ずかしながら絵本を好きになったのは大人になってから。娘に「コレも読んで!アレも読んで!」と言われるがまま読み聞かせるうちに『こんなに子どもと楽しめる世界があったなんて・・・』と自分も絵本好きになっていった。

そこから、この絵本作家さんの絵が好きだな、もともとイラストを仕事にしていきたかったので自分も絵本を描いてみたいな・・・と続けていくうちに、娘と一緒に笑った『絵本の面白さ』を忘れて『自分の好きな絵』ばかり求めてしまっていた・・・

全くもって考え方が逆!絵本は大人からの考え方ではなく子どものこころで。
面白いお話が先。そこから自然に絵が出来上がるのね。
一人で考えていたらわからなかった、大事なことを気づかせてくれた講評なのでした。

めげずに次回の課題頑張るぞー!


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