人は価値観で行動している

FXの戦略を考えつつ、心理学、行動経済学をちらっとかじり始めたところ
そう思われる節がでてきた。
まずは、プロスペクト分析の一歩だ

決め手になったのは、

1.ウェーバーフェヒナーの法則
 = みんな変に思わない漫画の不自然なインフレ好きだよなぁ
2.損失性回避
 = 私は不幸だ。嫌なことばかりだ。損は嫌だ。
3.現在思考バイアス
 = 後先の利益よりも目先の利益
4.バンドワゴン効果
 = みんながやってることはあたりまえ!
   乗っからないと不安
5.確証バイアス、認知バイアス
 = 先入観、固定概念
   思い込みこそ至高なり
6.アンコンシャスバイアス
 = 男なら泣くな!女は家にいろ!
   オタクはきもい
   海外は進んでいる
7.VTuberに対する推し活している人と非難している人の意見
 = 推し活「たったの1500円!?やすい!」
   非難している人「こんなのに1500円?高すぎw」


人それぞれに物に対する見方や重要度などのいろいろな次元が
存在する集合族があり、それに対して評価する値を持っているようだ。

おそらくそれが価値観だろう。
価値観には次元というか見てきた記憶してきた物ごとに存在し
一度付いたらそれらは容易に変更ができない。

その価値観とは現物の実際の価値と近くあれば遠くあることもある。

人間の行動原理はベイズ的なので、更新も大きな事象が現れれば
価値観はすぐさま更新されるだろう。
普通の統計学なら、平均化とるので価値観の大きな変化は起きない。
(大数の法則は心理にあてはまらない)

食わず嫌いがなくなったとか、感銘を受けていきなり人が変わったとかは
そういうことだと思う。

これがFXにどう影響するか・・・
FXの次のチャートの動向は、参加しているトレーダーの
心理描写を含んだ予想の結果を各トレーダーで期待値を
取った結果で決まる。

チャートが動かなければ、利益を得るのは難しいので
売買する人は少なくなる。
大きく動けば、それに乗っかる人、ロスカットする人
逆張りを始める人などがいる。

そんだけじゃやっぱどう動くかわからんなぁ

トレーダーは過去チャートをリアルタイムで見ながら
判断してオーダーを出しているので、
チャートが動いてからどのように動くかを観察すべきかもしれない。

トレーダーが見ているのはローソク足である。
現実はティックで動いて、価格が更新されるたびに動くが
ローソク足である。

過去データ+ローソク足形状から判断材料が存在しないということか。

FXの基本は、差額決済なのでそれを前提に話すと
価値が低いとこで買い、高いとこで売るのが基本理念だろう。

各トレーダーがみんな利益を得たいと思っている。

実は、FXは高リターン+高リスクな経済商品であるため、
リスクが高いことによって、損のイメージが強くでてしまい
毛嫌いする人も多い。
そして、少しの損だけでも退場する人は多い。
これが9割負ける由縁(損失性回避)

トレーダーがどこで価値が低いと判断するかは個人差がある。
それは、トレーダーによってみている環境が違うからだ。
基軸銘柄だったり、時間軸も違う。
だからこそ、マルチタイムフレーム分析や分散投機などの
手法もあるのだろう。

時間軸とトレーダー人口のパレート図を見てみたいところだが
そんなデータはあるのかな?
無くても、パレート図で表現できるのだから、
おそらく 「べき乗則」 に従うだろう。

べき乗則に従うとして、28の法則も効いてくると考えると
細かい値動きがあるのだから、デイトレ時間以下の人が8割
スイングトレードの人が2割くらいと予想できる。

また、ポジション持ち続けるのも
ポジポジ病になるのも、どこかしら利益を得られるという
期待が存在するからだと思う。
その人には、目に見えてない理屈の無い価値観があるのだろう。

ポジションを持ち続けるのは、価値観に対する
「確証バイアス」が入っている。
ポジポジ病は、価値観にとらわれて「損失性回避」と
「認知バイアス」が入っている。

まさしく、この価値観が容易に変更できない人は
トレーダーによくある心理にかかってしまう。
残念ながら、人間である以上それは難しい。

容易に変更できないからこそ、
人は価値観という期待を込めながら動いているようだ。

ここまで価値観というものは、

①それぞれの人が持つ、見て聞いて
 調べて得られた経験などかから持つ期待された
 独特の評価の値のことを言う。
(人固有の過去データをサンプルに予測される期待値)

②よほどの乖離がなければ更新はされない。
 更新はベイズ的

③現物価値よりも価値観というものを期待してずっと心に
 込めているので、いろんなバイアスに引っ掛る。
 その価値観との差が大きく損と判断すると損が大きく感じる。
 

経済面では価値観というより、人それぞれに自分が気付かないくらいで
期待を込められて、実際の値よりもその期待のほうで判断されているので
価値観のことを「期待価値」と呼んだ方がしっくりくる。





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