ジャンルが決まった問題群、あるいはイメージの裏切り

これはnoteではない。

ということで。

ジャンル

そもそもクイズのジャンルってなんだよ、という話。
実際分け方もMECEではなく、何なら人によるまである。

私の分類について述べていきますね。それでも複数軸あるけど。

領域で分ける

学問系だと分かりやすいですね、理数/文学/歴史みたいな。
例示はよくある分類ですが、個人的には「理系」のくくりは納得いかない感じがあります。広くね?って。「スポーツ」もそうですね。
ただ改善案があるわけでもないのがつらいところです。サブジャンル概念が欲しいね、「スポーツ・人物」みたいな。「複数軸」に通ずるところもある。

少し汚いのは前提に、僕の思う「領域」を並べると、
文学/地理/歴史/政治・経済/哲学/生物/化学/その他理数/商品/芸能/音楽/美術/スポーツ/「その他」
ですかね。あらゆる問題をこれで整理できるかと思います。
「その他理数」は数学物理地学が集まったモンスター。特に前者2つは似通っている認識があります。
「その他」はクイズでしか聞かないクイズベタ。カリギュラ効果とか。
「商品」はちょっと広い気配があるけど、まあブランド系とかが主だろう。
自分で書いておいてなんだけど社会心理学の立場がない。まあ生物か?
あと漢字。こっちは救いがない。「その他」で何とか……ならんかな……

この分類の利点はどういったバックグラウンドのある知識ないし問題(前振り)なのかがわかりやすいということ。例えば「文学」のチャーチルと「歴史」のチャーチルがいる、みたいな。
自分の知識体系を把握する分には一番いいんじゃないかな。そして一番メジャーな分類でもあると思う。

形式で分ける

問題文の形式で分ける。まあ基本的には昔言った「実はAだった、Bをした、CのDは何?」形なんだけど、それももうちょっと分けられるので。
これは各々説明する形で。

パラレル

スノボ競技ではない。「富士山→エベレスト」とか、「ブレスレット→アンクレット」とか。
私個人としてはあんまりアイディアが出ないので作ることは少ないですね。そもそも「ひっかけ」と揶揄されるように文の通りがよくないのと、前半部の直接情報量がほぼないので。
前述の「アイディア」っていうのは例えば「」←ここまで書いて結構ネタ帳をひっくり返したけど何も出てこなかった、「(誰でも知っているもの)→(それに雰囲気が近い概念)」みたいなアイディア。
でもそういうの考えると構文がクソクイズになってしまう。

クソクイズ好きすぎて体が勝手にクソ振りを作り始めるんだ。これも今度書こう。

列挙

名数問題とも呼ばれる。「世界三大料理とは、~→トルコ料理」みたいなやつ。
これも僕はあんまり作らないですね。押しが一極集中するのが結構嫌いなので。組むなら「~とともに世界三大料理に数えられる、~→トルコ料理」にするかな。後ろには料理の列挙とかを入れる。そもそも世界三大料理でこれはしないけど。

後振り確定に「2185年に128歳という長寿で亡くなった、四国黒臣、早川勝平とともに「伊勢の三大釣り師」と呼ばれた釣り人は誰?」みたいに使う方が多いけど、それはこのカテゴリーじゃないね。

使わない構文が多いな、話を先に進めようか。

人物

ないし広い固有名詞。前述の感じで、功績とか逸話とかを2つ3つならべて代名詞で落とすパターン。
最近こればっかりやってたのでこれしか構文が思い浮かんでない、どうしようかな。

法則

ないしより狭い固有名詞。前提状況や経緯など、ABCDのAとBが読点を挟んでも同じ話をしている感じになる。「国旗の青、白、赤はそれぞれ、自由、平等、博愛を表す、ヨーロッパの国はどこでしょう?→フランス(国旗の色について、Wikiレベルでも「俗説」らしいので注意)」みたいな。

何がしたかったんだ?

いわばサブカテゴリ―の提案ですね。後者は出し切った感じがあんまりしないけど、早押しクイズに限れば後は「書き出し」くらいじゃないかな。
「部首」「計算問題」みたく例外がたくさんあるけど。

前にあげた二つを、例えば「生物・列挙」とか分類に使うとなかなか整理に役立つんじゃないかな、という話。

大ジャンルの捉え方

本題。
ジャンル「文学」で何を想定する?という話。
「本屋大賞」、一番ポピュラーだよね。「ノーベル文学賞」、歴史があるし、名作も多いね。「国語の教科書」、いいね、みんな知ってる話だよね。「白樺派」?、ピンポイントだね。「古池や~の人」、僕みたいなうろ覚えだね、しかし俳句に飛ぶのはいい発想だね。

勿論上にあげた諸々は全部「文学」に入るけど、それだけじゃない。
例えば第二次世界大戦を英国首相として戦い抜いた「チャーチル」はノーベル文学賞受賞者だし、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」なら「銀河鉄道999」からのパラレルを組んでもいいかもしれない(いいのか?)。
当然「詩」分野も忘れてはならない。俳句もその一端だけど、漢詩の種類を聞いてもいいし、ソネットが答えでもいい。
逆に「法隆寺」を答えにしてもいい、「柿食ったら鐘が鳴った」を前振りに入れて普通に寺を聞いてもいい。

そういうのが、僕の「ジャンル」の捉え方。
少しでも関係があるのなら、多少遠くにあろうと含められる。無論分類するならそれによりふさわしいジャンルはあるだろうけど、あまりに一つだと単調だから、ジャンル限定問題は幅が広くなる。

今日はクイズ大会に出る予定があるから、このあたりで。

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