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ツェルマット(スイス)でスキーをした記録

 2023年末の冬季休暇をスイス(主にツェルマット)で過ごしたので、海外で今後スキーする方の参考と自分用に記録を残しておきます。


国内の移動

 入国については日本からスイスへは直行便もありますし、特別な手続きも無いので割愛。国内の移動は鉄道が便利で、スイストラベルパスもしくはスイスハーフフェアカード(半額カード)を準備しておくのがお得です。毎日移動するなら前者、3/4/6/8/15日間と細かく設定があります。15日間ですとCHF429(約73,000円)。チューリッヒ-ツェルマット間がCHF130、メインの目的がツェルマットで過ごすことで現地であまり移動する予定が無かったため、後者の半額カードを選択。こちらは1ヵ月間でCHF120(約20,500円)、空港との往復で確実に元が取れるので迷いませんでした。
 これらは出国前に購入が可能で、私はGmailに届くように設定し、購入後10分程度でQRコードが記載されたデータが届きました。紙で印刷しても良いですが、スマホの画面コピーだけで問題なかったです。電車に乗っていると私服の駅員が回ってきますので、その際にチケットとQRコードを見せればOKです。駅構内に券売機は至る所にありますが、駅員による直売所は見当りませんでした。このためチケットは券売機で買いましょう。券売機では1stか2ndの座席選択、半額と全額の金額選択がありますので、半額カードを持っていれば2ndと半額を選択すれば良いです。ここでQRコードを読み取ったり、データを入力することはありません。注意しないといけないのは、切符を買う際にどの時間の電車に乗るか決めないといけないので、直前に買うことをお勧めします。最悪の場合は罰金があるかもしれません(無賃乗車はCHF100)。構内に改札は無いので電車を降りたら切符は捨てて構いません。

 鉄道利用はSBB Mobileが便利です。事前にDLしておきましょう。このアプリ経由で購入せずとも、乗りたい路線を選択すると電車の状況をお知らせしてくれるのでとても役に立ちます。このアプリで時間と到着プラットホームを調べて、チケットを買うのが効率的です。

ツェルマットでの過ごし方

 チューリッヒ→ベルン→フィスプ→ツェルマットと経由し鉄道で3時間程度で到着。フィスプからどんどん山を登っていき、徐々に雪景色が観えてきました。ツェルマット市街地は条例により、EV(電気自動車)しか走れないことになっており、バス・タクシー、馬車が移動手段となります。電気自動車と馬車はなかなか異様な組合せで、非日常を感じれます。
 予約したホテルによっては送迎サービスがあると思いますので事前に確認しておくことをお勧めします。私は気付かずにホテルまでスーツケースを引いて10分程度歩きました。

ツェルマット駅前の様子(12月末)ツェルマットを走るEVは最大550台(EV路線バス含む)
市街地を走る乗り物は全て商業用。

 市街地はお土産屋、レストラン、スキーショップはもちろんですが、スーパー、コンビニも充実しています。変換プラグ、工具も調達できますし、インドアゴルフセンターなどもありました。スイスは治安の良い国ですが、ここも例外なく夜も皆さん普通に出歩いており、クリスマスシーズンと言うこともありとても賑わっていました。ただ不思議なことにカジノはありません。これも政策なのかもしれませんね。

スーパー、コンビニも充実。ホテル自室に冷蔵庫があったのも幸い。
お惣菜、お酒、おつまみを購入しなるべく出費を抑えます。
19時頃までの営業なので注意。

スキー

 必要なものは、スキー道具、リフト券になります。スキー道具は日本と基本的に同じです。周りを見るとほとんどの方がヘルメットを被っているので、準備されると良いでしょう(必須では無いと思います)。私はウェア・ゴーグル・グローブを持参してたので、板・靴・ヘルメットをレンタルしました。
 滞在していたホテルによる10%OFFサービスがある正面のショップを選択。レンタル費用(3日分)はCHF171(約29,000円)でした。朝8時頃に向かい、当日依頼ですぐに対応してもらえました。アジア人は靴のサイズが合わない可能性があるとの情報を見ており不安がありましたが、私の場合は特に違和感はありませんでした。道具を日を跨いで借りる際は、最終日までは自分で保管する必要があるので、ホテルの保管室を利用しましょう。

 リフト券は前日にオンラインで確保。3日分にてCHF268(約45,500円)、リフトはもちろんのこと市街地を走るバスにも乗れます。リフト券には通常版とイタリア側も滑れるインターナショナル版があります。私はスイス側だけを滑れる通常版を選択。鉄道同様に現地でネット経由のクレジット決済はカードによっては弾かれる可能性があるので、鉄道同様に注意が必要です。郵送・ピックアップの何れが選択できますが、郵送はあり得ないのでピックアップを選択。メールが届き、添付されたQRカードで自動券売機にかざして無事に発行できました。各リフト乗り場に窓口か券売機があるので便利です。ピーク時によって値段が変動するようなので事前に購入すると若干安く買えたかもしれません。現地で天候を見つつつというところもあるのでそこは各々の判断になるかと。

ツェルマットのゲレンデは広い。最高地点リフトは標高3,883m。
大きく分けて3エリア。左からスンネッガ、ゴルナーグラード、クライン・マターホルン
ホテルで入手したポケットスキーガイド(無料)。コースマップは必須。
コースの難易度は色分けされています。青:初級、赤:中級、黒:上級、黄:上級(単独滑走NG?)

最後に

 スイスという国は日本に遜色なく治安が良かった国では無いかと思います。ツェルマットだけでなく、チューリッヒでも夜中に犬を散歩させているお年寄り、家族連れを見かけることができました。よっぽど人気が無いところに行かない限りはあまり気を張る必要はない国だと思います。
 あとは世界で最も美しいスキー場で、壮大なアルプスの景色を見ながら滑るという体験は最高でした。

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