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キリマンジャロハイクに関する記録②

 具体的な計画と金額をと思っておりましたが、まずここではキリマンジャロへ行くことを決めた後にするべきことを書いていきます。他でもマラソン等で海外遠征する際にも通ずるところがあると思いますので、参考になれば幸いです。

計画の進め方

  1. その国に入国する制限を調べる。

  2. 飛行機、移動手段を考える。

  3. ツアー会社を選ぶ。

入国するための準備

 最初に調べることは入国するためにすべきことです。ビザ、予防接種(Covid-19に限らない)などです。タンザニアはビザが必要ですが、事前のオンライン申請もしくは到着してから手続きをするアライバルビザ($50)を選択することも可能です。ただし私は1時間程度並びましたので、時間短縮したい方は事前のオンライン申請をお勧めしますが、数日前の申請は反映までに時間がかかるのでやるならば早めにしてく必要があります。アフリカの国々では黄熱予防接種証明書(イエローカード)が求められることがあります。タンザニアに関しては、黄熱感染リスクのない国(日本、イギリスなど)から直接入国する場合、イエローカードの提示は不要とされています。Covid-19に関しては、2回以上のワクチン接種証明書もしくは有効なPCR証明書(陰性)が求められていました。私はアライバルビザで到着時支払い、イエローカードは用意せず、2回のワクチン接種証明書を準備しました。さらに到着の24時間以内にオンラインで調査票登録の手続きが必要です。私はノートPCを持参していたのですが、ヒースロー空港のPUBでビールを飲みながらスマホで完了させました。ネット環境が必要ですので、出発直前の空港での待ち時間に済ませれば良いでしょう。
 「地球の歩き方」のようなガイドブックであたりを付けつつ、外務省海外安全ホームページ等の公式サイトでしっかり最新情報をフォローしていくのが良いでしょう。以下必要だったことを纏めると以下の3点です。

  1. ビザの申請(オンライン or 到着後空港にて)

  2. オンライン調査票登録

  3. Covid-19書類(ワクチン接種証明2回以上or 陰性証明)

現地へ行く手段を考える

 全体予算の中で移動にかかる費用は大きなウェイトを占めるはずです。まずは飛行機の費用を確認します。ここはツアー日程との平衡し確認を進めつつ、自分が何とかなりそうな便を見つけます。主な最寄りはキリマンジャロ空港で、日本をはじめ大抵の地域から乗換は必須です。格安航空を乗り継げば安く済ませることも可能かもしれません。ただし格安航空は荷物制限が厳しかったり、乗継ぎを重ねるたびにロストバゲージのリスクは高まります。私は海外旅行がまだ不慣れでしたので、安心感と納得感でBooking.com経由でエチオピア航空の便を選択しました。エチオピア航空は乗継時間が8時間以上24時間以内であれば、無償でトランジットホテルを用意してくれます。私は往路のアディスアベバ(エチオピア)で乗換でしたが、このサービスのおかげで快適に過ごすことができました。あとおススメとしては、ツアー前後に予備日を1日ずつ入れておくと良いでしょう。前日に不足した物資の買い出し、登頂後の片付け、ホテルの洗濯代が異常に高かったため衣類は手洗いし自然乾燥させましたし、シューズ等のギヤを洗う時間ができます。一緒にチームを組んだ方は翌日直ぐに帰る必要があったためか、シューズは洗わずツアー会社へ提供していました。これはこれでありがたがられるようですのでアリかもしれません。

Boiking.comでの予約画面。これはフレキチケ分高めです。
私はロンドンから現地へ向かいました。

ツアー会社を探そう

 キリマンジャロ入山のためにはローカルガイド(登山客一人あたり最低3人)を付ける規則があり、一般的にはツアーに申し込むことになります。私はトリップアドバイザー(Tripadvisor)を利用し、そこで日数が長く、評価レビューの高いツアー会社を選びました。入山料$830、現地で自力で交渉すれば最安$450、合計$1300程度が最低ラインと言えます。私が選んだプランはAltezza Travelによる"Kilimanjaro climb, Lemosho Route(6-day)"です。私のチームは登山者3名に対して、16名のローカルスタッフが付きました。当然ではありますが、日数が伸びる毎にガイドや食事代がかかるため高額になっていきます。

2023/2/14 Tripadvisorより参照

 申し込み後、AltezzaはWhat’s up 経由でメールアドレス確認をし、その後メール経由で詳細を送付してくれました。入国のための情報、マラリアの対策、必要ギヤ等です。入山のために事前の健康状態のチェック、写真データ等の登録があります。メールの指示に従い、早めに準備を進めます。

What's up経由での最初のコンタクト

 ここまで読んでいただきありがとうございました。次回以降は旅程や用意したギヤについてご紹介したいと思います。

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