ガソリン補助金を検証してみました


経済産業省の石油統計によると、ガソリンの18年の販売数量は前年比1.6%減の5105万キロリットルと6年連続で減少した。05年のピークに比べると17%少ない。
同じく原油相場変動の影響を受けたものの、軽油需要は底堅い。18年の販売数量は前年比0.6%増の3385万キロリットルと2年連続で増加した


筆者が特に問題が大きいと考えているのは、「ガソリン価格抑制」である。正式名称は「燃料油価格激変緩和対策事業」という政策で、今年1月下旬からスタートしていたものだ。これまで期限を3度も延長しており、政府もつい最近まで「この補助制度の延長は12月末まで」と説明してきた。ところが今回、補助制度を来年1月以降も続け、9月まで延長することに決めたのだ。


一度始めたら止められない

 しかし政府は、この対策のコストの大きさを国民に対し十分に説明してこなかった。2月頃の時点ではガソリンの補助金は1リットル当たり5円程度で徐々に縮小していく方針だったが、3月上旬、4月下旬に補助が拡充された。今やガソリンの価格は本来1リットル210円だが、税金から40円弱の補助をつけることで、約170円に価格を抑制している。  補助が増えていくことで、当然、コストも膨らんでいく。今年12月末までに措置する予算額は合計3兆円を超えており、一日平均90億円もの公費を投入してきたことになる。そのうえ、ここ最近では一日平均100億円がガソリン価格抑制のために投じられるようになっている。  この補助制度を来年1月から9月まで延長すれば、さらに約2.7兆円を投入することになる。このほか、電気料金の抑制でもすでに2兆円程度の公費を投入予定で、防衛費に匹敵する巨額な予算を、エネルギー価格高騰対策に投下していることになるのだ。

今年12月末までに措置する予算額は合計3兆円を超えており、一日平均90億円もの公費を投入してきたことになる



以下私論です

今年の1月から始まったガソリン補助金が3兆円を超えたなるほど

因みに2018年の

ガソリンの販売量が5105万キロリットル

軽油の販売量が3385万キロリットル

合計 8490万キロリットル

3兆円を8490万キロリットルで割るといくらだろう

35.335円


2月頃の時点では補助金は1リットル当たり5円程度で徐々に縮小していく方針だったが、3月上旬、4月下旬に補助が拡充された。
今やガソリンは本来1リットル210円だが、税金から40円弱の補助をつけることで、約170円に価格を抑制している。
 


計算上は際立った不自然さはなさそうだけど

政策的にはどうなんだろう?





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