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長編紹介 陰影の照明 氷雪の竜

今回はNolaノベルのほうで連載している長編小説の紹介です。リンクはこちら。

まだ二章分(クエスト)しか公開してはいませんが、全十章、随時更新していく予定です。ジャンルはファンタジー。魔物も魔法も出てきます!


あらすじ

「約束しているんだ。必ずあの竜の存在を証明してみせると」
動きやすい麻の服、丈夫な厚手のマント、革の長靴。腰のベルトには剣ひとふりと金入れ袋、小さな道具袋をいくつか、あとは衣服の替えなどを入れる大きな背負い袋。そして忘れちゃいけないのが一冊の本。
学者のニックはどの本にも載っていない未知を求め、そして友との約束を果たすために相棒のカーバンクル、フィアと共に世界へと飛び出した。
各地に隠された真実を一人と一匹が明らかにする、人情織りなす冒険活劇。

主な登場人物

ニック:主人公。学者兼冒険者をしている。好奇心旺盛な性格であり、己の好奇心に忠実すぎて、突飛な行動や危険な行動にでることもしばしば。

フィア:ニックの相棒のカーバンクル。毛並みは淡い青、額に赤い宝石が埋まっている。ニックのストッパー役であるが、わりとマイペース。

アレックス:ニックが懇意にしている赤毛の小柄な記者。ニックが旅で発見した出来事を記事にしてくれる。

パヴィターラの氷王:険しい北の大山脈、パヴィターラ山脈に住まうとされる竜。目撃例が数える程度しかなく、猛吹雪の中でしか見られない。また目撃証言以外の証拠が一切確認されてないため、その存在を疑問視する声も強い。

クエスト(随時更新)

クエスト1:魔女のお使い
奥地にある青の明光石をとってきてもらいたいの。そうね、両手分でいいわ。あそこには危険な魔物もいるから、注意してね。
パヴィターラの氷王の情報を求めてニックは大魔女リリアンヌを訪ねる。成り行きで彼女の頼み事を叶えるため、ニックは薄暗い森の奥地へと踏みこんだ。

クエスト2:廃城の月
おや、旅人さまですか。ここに人が来るのは珍しいですね。……ところで腕に自信はおありですか? とある魔物を倒してほしいのです。
百年前に滅んだ幻の都の、主がいなくなった城の一室に佇む一人の女中。
都が滅んだ裏側に隠された恐ろしい陰謀、そして悲劇の真実とは果たして。

クエスト3:おかしな未練(近日公開予定)
めっずらしい。ぼくの姿みても逃げ出さないんだ。あのビビりな墓守とはぜんぜん違うね。あ、そうだ、ちょっとぼくの頼み聞いてくれない?
墓守に頼まれて一晩見回りをすることになったニック。そこに現れた幽霊が頼んできたのは意外なお願いで――?

クエスト4:水神の墓場(仮題)
またヌシ様が怒ってらっしゃる。いつになったら鎮まってくださるのやら。あ? 怒っている理由はなんだって? そんなの俺たちが知りてえよ。いきなり暴れ出すようになっちまったんだ。……そういや言い伝えがあったはずだが、ヌシ様がどんなお姿だったのか今はもう誰も覚えちゃいないな。
立て続けに起こる船の沈没事故。突如豹変した海の守り神。海に輝く怪しい光。果たして事件の真相は神の怒りか、それとも別の何かか。

まだ内容も決まっていないものもありますが、このような感じで10章(クエスト)駆け抜けていく予定です。他の章も決まり次第更新します!

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今回、友人の「キマグレの人」が第二章、廃城の月の一幕を描いてくださいました!ありがとうございます!

クエスト2:廃城の月「佇む女中」のワンシーン

他にも主に自然をモチーフにした素敵なイラストを多数投稿しています。
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ぜひ覗いてみてください!


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