シェア
星降る夜になく獣。 流れ星から生まれたきつねと三日暮らした少年の話。 星落池に落ちた流…
神への手がかりを掴んだジルは、妹を取り返すため神が住むとされる北西の丘を目指す。果たして…
謎の人物に妹を攫われたジル。目を覚ました彼だったが、ある違和感に気づいて――? 前回は下…
たとえ神であろうと許さない。 妹を奪われた兄が人外相手に奮闘する少年の話。全3話で終わり…
前作「兵士怪談 第ニ夜」の続きです。 また別の新人の奇妙な話、そして兵士たちの結末とは?…
前作「兵士怪談第一夜」の続き。今回は別の新人と女中が奇妙な話をします。次で最後です。 「…
見張り番をする兵士たちが暇つぶしに怪談話をする話。第三夜で終わります。 「今日も特に何も起きなさそうだなぁ」 欠伸をしつつ一人の兵士が呟いた。周囲は寝静まって時折フクロウの鳴き声が聞こえるだけだ。見張り部屋には赤々と暖炉の炎が燃えている。 「逆に何かあったほうが困るだろうよ」 ため息交じりに傍らの兵士が返した。兜の隙間から白髪混じりの髪がのぞいている。彼はこの中でも一番年上で、もう何十年もこの砦に務めていた。 「ま、でも先輩の言うこともわからんでもないですけどね