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レストランを支援したい。テイクアウトやデリバリーで“自宅でも外食気分”を。 【方法まとめ】

(2020.04.13時点での記事です)
いろんな業界が大きな岐路に立たされているが、外食業界もそのひとつだ。
タイトルにつけたチャート画像は、予約サイト「テーブルチェック」社が定期的に更新してくれている“予約件数減少の状況”だが、これをみると壊滅的だ。


外食自粛期間は、もう休業をしているお店も多いが、「テイクアウトやデリバリーを新たに開始したお店」も多い。
「普段利用している好きなレストランや居酒屋に少しでも支援したい」と思う人たちのために、“いろんな支援方法”が登場しはじめているので、気になったものをまとめておく。

【テイクアウト】

「テイクアウトはじめました」という告知を広く届けるのは(リーチするのは)なかなか難しい。お店のFacebookやホームページをわざわざ見にくる人なんて相当のコアなファンだし。

そこで、外食系のプラットフォーマーたちが「テイクアウトをしているお店の特集」を強化している。

◆“食べログ”の取り組み

各エリアで検索できて『本日テイクアウト可能』のフラグがついてるので、自分の最寄りエリアで今晩注文できるテイクアウトが気軽に検索できる。登録件数も多い。
この期間は掲載料は無料化し、お店が情報を載せやすくしている。

◆“Retty”の取り組み

『テイクアウト・デリバリー導入店舗にはラベルを表示。店舗ページには、店舗側が登録したテイクアウト・デリバリー情報を掲載する』という。

◆“Googleマップ”の取り組み

Googleマップ上の店舗情報に「テイクアウトはじめました」の告知を載せたいが、やり方がわからない。そんなお店向けにオンラインセミナーを開くという。
『Googleマップや Google 検索上で、テイクアウト/デリバリーのサービスや特別営業時間などの最新情報を発信する方法をご紹介します。今すぐできる実践的な無料オンライン講座を通して、全国の飲食ビジネスをサポートします。』という。

【デリバリー】

デリバリーはさらにハードルが高い。「配達する」には人もノウハウもいるからだ。普段からデリバリーを専門とする企業が、この支援に名乗り出ている。

◆“オイシックス”の取り組み

『「Oisix」で販売する商品は、「塚田農場」の人気商品である黒さつま鶏(地鶏)を使ったしゃぶしゃぶセットと正肉セット、店舗で日向夏のサワーで提供してる宮崎産の日向夏。「串カツ田中」からは、店舗でも大人気の串カツ10本セットや、「KURKKU FIELDS」でも人気の畜産加工品を近日中に販売する予定。』

チェーン展開する外食企業だと、食材の自社生産にも注力しているが、お店が休業してしまうと、この食材の使い道が閉ざされてしまう課題に直面しているという。

飲食店の全店舗を休業。営業時に提供する予定だった多くの食材の使用が難しい状況にある。また、契約栽培をしている食材の多くは生育を止めることができないなどの問題があり、オイシックスのECサイトを通じて販売することにした。

なるほど…。本来は経費削減のための一括契約方式が、大規模に推進してきた企業ほど、これが負担になるとは皮肉だ。

【お酒もテイクアウト】

料理に合わせて「お酒のテイクアウト」もやりやすいよう、期限付きの施策もはじまっている。

通常、酒を販売するには、酒税法上の「酒類小売業免許」が必要で、なければ店内で飲む酒は販売できても持ち帰り用として売ることはできない。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大対策で外食を自粛する動きが広まり、経営が悪化する飲食店が増加。一方、自宅で食事を食べる人たちのテイクアウトの需要が高まっているため、持ち帰り販売ができる期限付きの免許を付与することにした。

【“先払い系”の支援サービス】

『さきめし』は、先にチケット代を支払っておくような支援サービスだ。
お店にとっては“今すぐの喫緊の収入減の補填”に当てられるので助かる仕組みだ。

さきめしとは、外出の自粛などで今はいけない自分のお気にいりのお店に、ごちめしの機能を使って、「後でたべに行くよ!」の応援の気持ちをこめて食事を先に購入して、落ち着いた後に食べにいこう、という活動です。
応援したいお店に、未来のお客さんとして、自分あてにごちを入れる
→これで、そのお店に今すぐに売上げが入ります

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以上、
いろいろな形で外食産業への支援方法が進みつつある。どんな時でもおなかは減るので、その一食ぶんを、外食産業への支援にまわしてみよう。

(おわり)


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