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【予告はホントよかったB級映画】ザ・ビーチ_あらすじとネタバレ

映画「ザ・ビーチ」原題「The Beach House」のあらすじとネタバレです。


●公式あらすじ

休暇で田舎の美しいビーチを訪れた一組のカップルと夫婦。 一体このビーチで何が起こっているのか? 不可思議な出来事に直面する彼らは、やがて何かに寄生された事に気付く…。 果たして、極限状態に追い込まれた彼らの運命は?

●予告動画

●登場人物紹介

主人公:エミリー
エミリーの彼氏:ランディ
ランディの父:ドク
ドクの友人:ターナー
ターナーの奥さん:ジェーン

●本編内容とネタバレとラスト

車に乗った男女二人組が田舎道を走っているところから物語は始まる。
目的地の浜辺の家に到着すると、二人はとある家の玄関でキスをした。
彼女はエミリー、もう一人は彼氏のランディだ。
到着したのはランディの父が所有する別荘で、今は誰もいない。

二人は家に到着するとすぐに2階の寝室でベットイン!
心地よい疲労とともにエミリーは洗面台へと向かう。洗面台には薬のケースが無造作に置かれ、洋画特有の鏡の奥の戸棚には、多量の薬がぎっしりと詰められていた。あのオレンジのやつである。

さてエミリーはキッチンへ行くと、コンロには作りかけの料理、冷蔵庫には飲みかけのオレンジジュース、作りかけのパズル、と生活感あふれるものがどっさり。変だなあと思っていると誰か知らない女が玄関から入ってきた!

ランディを呼びに二階へ、二人で恐る恐る下へ行くと入ってきた女が貝をこじ開けてた。すると男もやって来た。お互いになんやこいつと思っていると、唐突な自己紹介が始まった。二人はドクの知り合いのターナーとジェーンだった。「大きくなったねえランディ!」

そんな中、エミリーはなんとなくタバコを吸いに外へいく。とそこには変な小さい脱色されたナマコみたいなのを見つける。きもい

夕食が始まった。料理が得意なターナーは二人にも料理を振る舞ってくれた。食べながらターナーはランディの昔話をした。
ターナー「お前は俺の料理なんて食わずに貝ばっか食ってたなあ、でも今は貝食わねえのか?」
ランディ「・・・・わかったよ!」
ランディは苦笑しながら食べるのだった。

お酒がすすみ、ついには家中のお酒を飲み尽くしてしまった。
ランディ「食用マリファナを試したことは?」
エミリーは反対したが、夫婦は少し乗り気なようだった。
ターナー「妻の調子がいいからやってみよう」
4人はマリファナを吸ってなんだかいい気分に・・・
ランディは吸ってすぐにいい気分になって寝てしまった。

さてなんでか知らないが、マリファナの影響か、エミリーの意識が海底へと飛んでいく。BBCドキュメンタリーみたいな海底映像が流れる。本当にBBCっぽい。

さてさて、みんなして物思いに耽りながらバルコニーで談笑していると
海がキラキラしているではないか!うみが光ってる?空中に何か漂ってる?
ジェーンはノロノロと誰にも気づかれることなく外へ行ってしまった。

エミリー「何か臭う、下水みたいに臭い・・・」
ターナー「ジェーンは体が・・・どこへ行った?」
みんなしてジェーンを探し始める。

一方でジェーンはキラキラした低予算CGで出来た森みたいな場所を彷徨っていた。どんどん進んでいくとキラキラした納豆みたいなものにさわさわ。
その粘液みたいなのを触ってゴホゴホと咳き込んでしまう。
苦し紛れに旦那に助けを呼んでみた。

相変わらず臭え臭えとのたまうエミリーは、「どこにいるんだジェーン!」と叫んでるターナーを尻目に気分が悪くなり倒れ込んでしまう。

またまた場面が変わり気がつくと周りは真っ暗、床で爆睡から目覚め、時間を確認すると午前2時7分であった。特に意味はない。横にいるランディはまだ寝てる。いつまで寝てるんじゃ
エミリーは咳き込む女の声を聞いた。恐る恐る声のする場所へ行く。
明かりが付いているドアの隙間、ここが声がする場所だ・・・そこから旦那が急にこちらを覗き、そしてすぐにドアを閉めた。

さて、いつの間にか2階の寝室へと移動していた、エミリー達。背伸びをして目を覚ますと朝になっていた。
外はいい天気で霧もない、窓には変な埃?のようなものが一面に広がっていた。
1階へ行くとジェーンが海に向い、椅子に座っていた。こちらに背中を向けていて顔が見えない。こわい。横には薬が散乱していた。

恐る恐るその顔を見るとすっげえ荒れていた。シャリーズ・セロン演じるモンスターのあの女のような風貌になっていた。話しかけてみると、ジェーンはふらふらとしながら2階へ行ってしまった。階段でランディと離合するのだが、ひえっとなって後ずさるランディであった。

そんなこんなで、エミリーとランディはビーチに行った。
相変わらず臭いとエミリーは言いながら二人してビーチに寝そべるのであった。
するとランディは突然に腹を押さえた。「トレイに行く!」
走っていくランディを見ながらエミリーは再び寝そべるのであった。
そのとき、彼氏の脱いだ靴に車の鍵と小銭が・・・

トイレに駆け込んだランディ、間一髪でぶちかまし、一息ついて洗面台で手を洗っていた。蛇口を捻ると何か変なものが出てた。粘性のある黒いわらび餅である。
するとガタガタと2階から物音がする。そっと2階へ行く。
ドア越しにうめき声がする。ジェーンの呻き声だ。ドアに耳をあて大丈夫かと聞いいてみる。
ランディ「入りますよ・・・」

さて場面は変わり、ターナーとエミリーはともにビーチにいた。
ターナー「ここはいい場所だ、最後の時を特別にしたかった、妻はもう元には戻らない・・・」
そう語るとターナーはちょっと泳いでくると海へ。
どんどん歩いていく。どんどんどん歩いていく。
エミリー「ターナーさん!」
海に沈んでいくターナーさんであった。

彼女は海へ叫び続ける。
波打ち際に走るとギョッとした、足元に気持ち悪いヌルヌルの生き物が!
そして足裏を見ると、傷口(いつの間にか出来ていた)に入ろうとする寄生虫みたいなやつが!見た目はデカくて太いハリガネムシ・・・
気づけば波打ち際にはたくさんの大きなホヤみたいなやつがあるではないか!

彼女は必死にビーチから逃げる。家に入り、ランディを呼ぶ。
再び足を見るとそいつはするりと足の裏に入っていった(予告にもあった素敵なシーン)。エミリーは包丁とホワイトビネガーを手に取る。包丁を傷口に入れ、ホワイトビネガーをかける・・・痛そう。すると酸っぱくて出てきた寄生虫をピンセットで捕獲、取り出しに成功した。さらには包帯で足を巻き、抗生剤を飲む。さすがエリート大学生である。手際がいい。

改めてランディを探すと、2階で床を這ってゲロゲロしているところに遭遇した。
ランディ「助けてくれ・・・・」
だがその後ろには白目をむいてこれまた這って進むジェーンが・・・
急いで階下に逃げるのだが、ゴロゴロと階段を転がりながら追いかけてくるジェーン!アクティブな伽椰子みたいにくるから怖い・・・
 
二人は急いで家の外へ行き、中から開けれないように紐で固定する。ほんと手際がいい。二人して逃げるのだが、
エミリー「車のキーは!」
ランディ「ないよ知らないよ!」
パリーン!ジェーンは窓を割って家から脱出・・・元気だなあ。この間ずっと這って進んでいるはずなのだが・・・
 
隣の家に行き、ドアをどんどんと叩き助けを呼んでみる。誰もいない。
エミリー「ジェーンに何されたの?」
ランディ「気絶して覚えてねえ・・・」
家の脇から白目のおじさんが這って登場、恐らくその家の主である。よその家のおっさんも怪物になっているではないか!
 
さて逃げつつけ、辺りは暗くなってきた。二人してすっかり深くなった霧の中を彷徨っている。オレンジの光の点滅が見えた!エミリーはランディに肩を貸しながら歩く。
チカチカは警察の車上の点滅だった。開いた窓から無線に手を伸ばし助けを求める。
エミリー「誰かいないの!助けて!」
???「・・・ザザザ・・・聞こえたよ海のそばか?・・・そこは危険だ、汚染されてる!・・・家に逃げろ、霧を吸い込むな、それは霧じゃない、家で避難しろ・・・・」
満身創痍のランディとエミリー、警察車近くの家に助けを求める。すると急にお腹を抑える彼女、意識が朦朧とする。が、石で窓ガラスを割り、着ていた服で割れた部分をガードして家に入った。ほんと有能。

二人で家の中へ、彼氏はもうほんと死にそう。
誰かいるのか?二人してエリア移動してみる。
玄関には散らばったゴミ、そして腐った卵の臭い。電話をかけようとするも駄目。とりあえず車のキーを探す彼女、有能である。
水道を出してみると相変わらずわらび餅。が、しかしここでボトルに入った水を発見!水分補給である。
テレビをつけてみると、EAS EMERGENCYのマークが

緊急警報システム これはテストではありません

ランディ「俺、もう死ぬわ」
エミリー「生き延びなくちゃ、私がいるでしょ?」

エミリーは霧が家に入ってこないよダクトテープで隙間をなくした上で、家の中を探索。地下室を発見、なんかガスボンベを発見、ガスはまだ残っているようだ。恐らく酸素ボンベだろう。 

さて一方のランディはわらび餅をゲロゲロし、体から寄生虫が出てるのでびっくり、バイオのネメシスみたく声を上げる。そのうち仰向けにビクビクと痙攣しだした。

地下にいるエミリーはなにか物音を聞いた。ゆっくりと進むと警官をもそもそと食べてる怪物を発見!
小麦粉で出来た団子を長時間煮込んだようなやつである。エミリーは必死に逃げる。感染して長時間たったやつ?ラスアスのデブのようなやつだ。

ランディの方へ戻ると、白目むいて這っていた。エミリーは叫んだ。持っていた酸素ボンベでランディを殴り、その拍子に机の下に落ちてあった鍵を発見した、これは警察の車だ! 
家を飛び出し、酸素ボンベを吸いながら警察車へ。
鍵を差し込み、エンジンをかける・・・始動した!
アクセルを踏み込み、霧の中をドライブしていく。しかしダンダンと目が霞んでしまう。気がつくと、木に突っ込んでしまっていた。
何とか車から這い出る。しかし、這い寄った先には大きな水たまり?川?があった・・・。
もう駄目だと思ったエミリーは、海?アワアワの煮詰めた水飴?のような光景を夢想するのでした。

場面が切り替わり、波打ち際で寝そべる白目のエミリー
「怖がらないで、大丈夫・・・」
ボソボソとつぶやく。
そのうち、波がざわっとさらっていき、エミリーの姿はなくなっていた。
ここでエンドロールである。

●私的感想

うーん、予告は良かったのになあって感じの映画でした。テーマは良いと思うのですが、いかんせん白目とゲロゲロばかり・・・寄生虫のシーンは予告の以外ない・・・
ただヒロインのエミリーちゃんは男を見る目はありませんが、行動の一つ一つは本当に優秀でした。もう二度とみたくはありませんが、予告はたまに見たくなる映画でしたね!


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