情報発信者にとっての「界」について~なぜリアルで活動する人の評価が高いのか?~
100分de名著のディスタンクシオンの「界」という考えが面白かったので、それについて情報発信者側からの自分の考えを書いていきます。
※界というのは、独自のルールと独自の価値基準がある1つの場所のようなもの
まえがき
ツイッターという「界」
情報発信者の大きな「界」の1つにツイッターというSNSがあると思う。
数字を隠さないSNSなので、すごくわかりやすいものである。
その性質上、フォロワー数やいいねが多い人がすごいって扱いをされる。
先日、
インフルエンサー(1万フォロワー以上)ではなくて、自分の少し先のフォロワー多い人と絡んでフォローしてもらうのがいいんです!
みたいなツイートめっちゃ見るけど、そんな打算的にツイッターやって楽しいのかな?
ぼくは好きな人とか気になったツイートにリプして、ワイワイが楽しいと思うんよ
ってツイートしたところ、30いいねをもらったことを思うに、打算的なツイッター運用をよく思ってない人も多くいるように思う。
すごく不思議なのが、フォロワー数などという簡単に増やせる数字に価値があるように思われていることだ。
フォロワーを買うこともできるだろうし、拡散グループに入って上手いことやれば、いいねもリツイートもすぐ増やせるものである。
最近、若者が一番ほしいのはフォロワー数という文章をよく見る。
なんとなくの肌感覚だけど、お金持ちというのが持ち上げられていた時代から移り変わって、フォロワー数が多い人がすごく思われる時代になっている気がする。
ただの数字上だけのフォロワー数には意味がないのだけど、ちゃんとフォローし(信じ)てくれる人が多いとすると、キンコンの西野さんのようにクラファンできたりすることを考えると、お金より価値を見出せるというのも理屈としてはわかる。
増え過ぎると価値が薄まる
なんでもそうだけど、増え過ぎると価値が薄まるという性質がある。
「その部族ではある金属が希少でそれを大切にしていたのだが、他の部族では子どもが遊びに使うくらい豊富にあって、豊富にあるほうの部族が大切にしてる部族との交渉を上手くやっていた」みたいな話がある。
属する「界」によって、ルールや価値基準が違うというのはすごく面白い話だと思います。
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