ラブレター

こんなにも辛くて
涙がボロボロ溢れ落ちて
心臓が千切れるほどに苦しい
これは私が犯した罪であり罰なのである。

この気持ちをどう表現したらいいのだろうか。
心臓をザルで掬い取られる気分。
私の存在を認識してくれる人ができるのは嬉しい。
この劣性遺伝ばかりの顔面を可愛いと言ってくれるあなたは神ですか。
この、女性性を主張せんばかりの、乳ばっか成長した醜い身体を愛してくれるあなたも。

誰よりも愛に飢えて飢えて飢えまくってるのに、本当に欲しい愛は手に入らない。
そんな事は昔から分かっていた。
なんでこんなにも周りと違うのか。
なんで生きてるだけで疎まれるのか。
なんで私には無いの？

子どもの頃に浴びせられた言葉は、今もまだ呪いのようにベタベタと全身にまとわりついている。
どんな石鹸でも落ちそうにない。

憧れは夢に消え
愛は愛液に変わりシーツに流れ落ちる

私と交わる全ての人よ
できれば…
どうか幸せになってほしい