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写真を仕事として考える人のキャリアパス
写真を仕事にして生きていく
写真を仕事として対価を得ている人は概ね会社に勤務している人とフリーランスで活動している人にわかれます。
その中にはフォトグラファー と名乗る人もいればカメラマン、写真家など様々な呼び名があり仕事の内容もアートもあれば商業用もあり人物を撮る人も物を撮る人もいてひとくくりにできない幅の広さがあります。
カメラマン、フォトグラファー 、写真家として食べていくためには明確な資格は必要ありません。写真の技術やセンス、カメラと名刺があれば仕事ができて、決まった進路やルートはありません。
私は高校生の時に映像に興味を持ち進学先で写真の単位を取ったことで写真の世界に足をふみ入れました。
進路先として考えられるのはどこかのカメラマンに弟子入りするかスタジオマンになるか、はたまた広告や営業写真の会社を探すかでした。給与が不安定な事が想定される弟子入りよりも安定を望んで会社を見つけましたが、しっかりした進路設計はなかったのでとりあえず安定を選んだのかと今となっては思います。
どちらの方法を選んだとしても写真が仕事になるかならないかは本人次第だったかもしれません。
この記事は写真を仕事にしていきていくためのキャリアパスを教えてほしいと、ある私学教師からご依頼をいただいた時にまとめたものです。
進路で悩んでいる人にも読んでいただけたら嬉しいです。
社会に出て気がつく学びの重要性
これまで写真に関わる仕事の中で会社員、フリーランス、そしてまた再就職と行き来をしてきましたが、社会に出ると思っていた以上に、これまでの人生をどこでどんな学びをしてきたかが大きく影響してきました。
ある程度は実力や運で勝ち上がれますが、学生時代の経験や学び、知り合ってきた人脈などは社会に出てからは書き換えることができません。
後悔をしてはいませんが「ああ、あの時進路をこうしてたらこうなったかも」という事例を何度も目にすることにはなってしまいました。
特に出版業界や大手の広告代理店は写真や映像、広告関連、美術専攻の学生を新卒採用し育成していくケースが多く大きい会社に転職すれば著名な仕事ができる!とこちらが勝手に思っても叶うものではありませんでした。
そこでフリーランスになってはみましたがやはりそこでも学生時代の人脈は大きく関係しているものだと実感しました。紆余曲折があって今は好きな仕事を楽しくさせていただいてはいますが、長い道のりになってしまったなあと感じています。
仕事を楽しいと思うかつらいと感じるか
色々ありましたが今は写真撮影と広告の仕事と音楽、イベントプロデュースなどの仕事をしています。
どの仕事も楽しいし大きなやりがいがあります。
自分の仕事に誇りを持つ
丁寧に仕事をする
感謝に値する仕事をする
日頃から自分の仕事に関しては見直し、客観的に判断をしています。
私たちは対価を得るために値する価値を提供しなければならない。仕事とはそういう物だと意識しています。
お客様に「ありがとう」と言われると大きな感動が得られます。それによって対価が得られる事は大きな生きがいであり自己実現を叶える事です。
さらに、どのような仕事でも社会発展につながる一部なんだと意識する事でとてもワクワク毎日は楽しく感じられてきます。
どうしても超えられない壁
「では、なぜこうまでして勉強しないといけないの?」
ここまで読み進めていただいたところでそう感じるかもしれません。
決して勉強を熱心にしたわけでもなかった私が起業して生きていけるのなら勉強なんてしないでも良いじゃない?と思われるかもしれません。
確かにそうかもしれません。しかしこんな私にどうしてもできない事があります。それは履歴を変えることはできないということです。
どんなに頑張っても勉強しても努力しても、履歴は書き換えることができません。
選ばれる人になるにはやっぱり過去どのような場所で学んできたのか、どのくらいの学歴があるのかは選定の基準のひとつになってしまいます。
例えば学校の先生になりたい!お医者さんになりたい!と社会に出てから巻き返すには相当な努力が必要なことは皆さんも理解していらっしゃると思います。
私の場合は入りたい協会の審査基準に学歴が関係していて、募集要項を見直してはもう少し真面目にしてたら近道を通ることもできたのかもしれないなあと感じてしまっています。
近道があると知っている親世代
あたりまえのことですが、親世代の誰もが今更過去に戻って中学受験からやり直すことはできません。
過去を振り返った時、あの時こうしていたらもっと楽に、近道を通れたかも?ということを私たちは知っています。そして我が子にはできるだけ苦労して欲しくない、楽な道を通って欲しいという思いを持ってしまうのです。
勉強しろとか将来のことを考えてみたらと言われる事に対して鬱陶しく感じられることがあるかもしれませんが、その言葉は経験、体験を積んだ者からの声だと受け止めてください。
学歴のある大体の方は皆さんと同じで粘り強く勉強をしていたり、困難な事にも立ち向かっていける、そして理解力もあるでしょう。そこから仕事ができるのではないかと判断され自然と高学歴は有利な立場に立てるようになります。
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