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火種

日々の糧、となるものは、
きっとそれぞれに属していて、

これがあればいい、
という欠くことのできないひとつを、

見つけて、
手にすることができたら本望なのだ。

〇〇〇〇

といいながら、

その本望に辿り着くまでには、

身体が生きるための、

排泄
睡眠、

安心して暮らすための
環境
関係、

誰かと繋がったり、
誰かからの言葉があったり、

そういう
健康に生きるための必要な材料を、

焚き木のように、

集めて、
集めて、

やっと火が、つく。

〇〇〇〇

だけどやっと火ををつけようと思ったそのときに、

火種が手元にない、ことがある。

そしてそれを取りに行くときには、

まるで断崖絶壁から、

飛び降りなきゃいけない、
そんな気持ちになることがある。

そういう時はね、
そういう時こそね、

焚き木を集めていくんだよ。

足元にある、
あなたが手に取れるそれを、

いっこ
いっこ、

集めていくの。

そしたらね、

いつのまにか、ついてるよ。

あなたが来たかった場所に。
そしてね、
火種があなた自身だったことに、

気がつくよ

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